(2008年の日記より)

先日、おもしろい光景に配偶した。 

ブリスベン郊外にての話。 


あるアジア人女性がパトカーに止められていた。

何をやって止められたのかは知らないが、

警察官に免許書の提示を要求されていたようである。 

その子は“20代前半ルックス”の“女の子“。


そして、その警察官が何度もその免許書と

彼女の顔を見比べているのだ。 俺は、その場所から

少々離れていたのではっきり会話は聞こえなかったが、

聞こえてきた会話から察するには、

こんな会話が交わされていたのであろう。



警察官:「君、この免許、君のじゃないね。 

人の免許を借りて運転はできないんだよ。 

かりめん(仮免)は、かりめん(借免)じゃないよ。」


女性:「おまわりさーん、しょもうない冗談言わないでー。それ私よー」


警察官:「冗談ではない! “君の免許”を出しなさい!」


女性:「だから、これ本当に私です!」


警察官:「何を言っているのだ、写真と顔がぜんぜん違うじゃないか!」


女性:「あら、私そんなに綺麗になった? 

おせじいってナンパしちゃいやよ、お・ま・わ・り・さん」


警察官:「変なことを言ってないで、君の免許を見せなさい。 

さもないと、無免許運転で逮捕するぞ。」


女性:「ほんとに、私ですって!!!!」



どうやらこのアジア人女性、最近になって

整形手術をしたのであろう。 

以前にとった免許にある写真より、あまりにも“大変身”

してしまったようである。


まあ、確かに白人からするとアジア人の顔の区別がつかない

というのもあるでしょうが、今回のケースはどうやら

彼女の整形に問題があったようです。 

しばらくすると音をあげたその警察官が助けを呼んだのか

他の警察官がやってきた。 その後、そのアジア人女性

がどうなったかは知らないが、(最後まで見届けなかったので)

この話を家に帰って妻に話すとおもしろい話を教えてくれた。


なんでも、以前から日本で流行っている整形、韓国の方が安いからと

韓国料理を食べるついでにと整形ツアーなるものが

日本から出ているらしい。

それを利用して韓国を“無事”発った日本人女性が日本の空港

の入国審査でひっかかるケースがあるらしい。

それも「これは、君のパスポートですか?」という件で。

あまり“日本人離れ”した顔になってしまうとかえって逆に

“偽造パスポート”と疑われてしまうのであろうか。(笑) 

旅先でパスポートの写真の変更は、大変であろうから、

そこまでする人はいないであろうが、あまりにも“変身”してしまった

人には考えなければならない事でもあろう。



疑われると言えば、俺がアメリカに住んでいた頃。 

連日のようにフロリダ州の炎天下の中でゴルフの練習をしていたせいで、

肌はこげこげの日焼け肌。そのせいでか、アメリカ人にはメキシコ人

によく間違われていた。 ただ単に間違われるならまだしも、

アメリカ人はメキシコ人を見下す。 

おもいっきり人種差別的な事を言うので、当然、俺にもそんな目

でみてくる。いまとなっては“良い思いで話”だが、

当時は本当に頭にきた。 


そして、ある時、日本に一時的に里帰りした際に空港で成田空港で、

上記の整形した女性のようなことを経験した。 

そのこげこげに日焼けした肌に、剃り忘れたひげ面の俺を見て、

入国審査の人は俺を“自分の国の人”と思わなかったのであろう。


当時、流行っていたアジア方面のウィルスのせいなのか、

日本の入国審査では、東南アジア国籍の人には何やら、

“黄色い用紙“に記入を求めていた。

(今でもやっているのかは、わからない。)

その時、なにせ、5年ぶりに日本に帰ってきた

”浦島太郎(うらしまたろう)“であった俺にはそんなことなぞ

何も知らずに、入国審査の人に言われるままにその用紙に記入を始めた。 


そして、ある個所で意味がわからないことがあったので、

”流暢な日本語“で質問をした。俺の質問の内容、返答を見て

その人も俺を見て、”自分の国の人“というのが分かったのであろう。 

素直に謝ってきて、その用紙は東南アジアの人のものだと教えてくれた。

(まあ、素直に謝られると逆に怒る気も失せますよね。) 

当時の俺は、それくらいに、無国籍人間ルックス

をしていたのであろう。(笑)



人間、もちろん見たくれが良い方がいいに決まっています。

しかし、自分の意志で“変身”したら、外見でなく、中身もそれに

“合う”ように変身しなくてはいけませんよね。

話せばすぐ変身がばれてしまいますよ。 


そして、写真の付いた身分証明書の写真も全て“変身”

させることもお忘れずに。“何かあった際”に、

ばけの皮がはげてしまいますよ。(笑)