2006年の話である。

この年、奥さんのお姉さんの結婚式

でした。  僕らはその2年前の2004年に

結婚したのですが、当時、結婚するとき、

なんとなく、お姉さんから冷たい視線を

感じてました。(苦笑) でも、韓国では、

妹・弟が先に結婚してしまうと、あまった

上の兄弟を”中古車”と呼ばれるとか。)


韓国では、なんでも、2006年は

”結婚するのに良い年”と言われていて

熱狂的な結婚ブームでした。

(儒教の教えのせいでしょうか、言い伝えや

占いなどに、耳をかたむけることが

多いようです。)  韓国中、どこもかしこも

結婚するカップルだらけでした。


 まず、お姉さんらが結婚式をあげた

街の式場、というより、韓国では、日本でいう

市民ホールのような場所に、予約を入れ、

自分が税金を払っている市の会場を

とても安く借りれるとかで、普通はこの

”市民ホール”のような場所で式をあげる

らしい。 なんか、「これでいいの?」

というような会場であったが、韓国人

からすれば普通なのであろうが・・・・

会場は、朝から予約でいっぱい。 

2時間単位くらいで、次から次へと

新しいカップルが結婚の誓いをしていて、

式に呼ばれた人は、時間が決まっている

とはいえ、自分が呼ばれたカップル

の客と、その前後のカップルの客の

区別がつかず、なにがなんがかわからん

ままに、時がながれていったというような

結婚式であった。  式が終わると、

”さっさとでてけ”と言わんばかりに、

次のカップルの招待客が入ってくる。

そして、式が終わったカップルとその

招待客は、近くのレストランへと

消えていく。  だから、周りはいかにも

結婚式に行きましたという雰囲気の

人ばかり。  なんか、大きな

映画の撮影が終わり、出演者が

みんないっせいに食事に行ったかの

ような風景でした。(笑)


そして、結婚ブームは、韓国の有名人にも

およんでいたようで、TVで毎日のように、

だれだれさんとだれべーさんが結婚しました

なんてニュースがながれていた。  韓国語を

理解できない私でも、TVを見ていて、

”芸能人どうしの結婚かな”というのは、

感じ取れた。  奥さんに聞くとやはり

そうであった。  芸能人って雰囲気でなんと

なくわかりますよね。  そして、笑えたのが、

いかにも、ボンボン息子な男と、整形が

びしばしに決まってそうなアナウンサーふうの

女のカップルがTVにでていた。  奥さんに

聞いてみると、現代だか、どこかの韓国の

財閥の息子と、やはりアナウンサーであった。

ほかの芸能人のカップルと違い、この二人は

なんとなく幸せそうな雰囲気はまるで伝わって

こなかった。  お互い”足元を見た”結婚なので

あろうか。(笑)


さらに、その韓国の結婚ブームを象徴するかの

ように、プサンの空港へ行くと、結婚式を

終えたばかりのカップルの車がたくさん

泊まっていた。 

(注: 韓国では、結婚式が終わると、

リボンやら花をつけた車で、その

まま空港へ行き、いざ、新婚旅行へと

向かうのが一般的。)


その車を見ていて、しんみり、2年前の

私たちの結婚式が脳裏にうかんだ。

「あれから、はや2年か・・・・」