西郷隆盛について1
こんにちは。
今日は西郷隆盛についてコメントします。
世間一般のイメージでは、西郷隆盛は器の大きい人物です。
そこで彼の人生を調べてみましたが、評価が難しいと思いました。
彼は、青年期までは「郷中」という組織の中で「お先師」という役割を担ってきました。
そして、幕末時代を「陸軍大将」として活躍しました。
ところが、彼はいずれの時代も特段細やかな作戦を立てたわけではなく、その大きな「器」として役割を果たしました。
有名な言葉として、鳥羽伏見の戦いで劣勢であった自軍に「援兵など無か、皆死せ
」と述べただけです。
しかしながら、その一言で薩摩藩士は自らの士気を奮い立たせ、戦いを勝利に導きます。
上手く言えませんが、西郷隆盛には言葉一つで人心を把握できる魅力がありました。
これは、「お先師は絶対」という薩摩藩特有の気質に起因します。
残念であることは、西郷氏にこれだけの魅力がありながら彼の目標は幕府を倒すことであり、「新しい国」というビジョンはなかったようです。
このように、幕府を倒すまでは西郷氏が時代の中心でありましたが、瓦解後は大きな脇役になってしまいました。
「国を作る」という意味では中途半端な仕事振りですが、時代を動かすという意味においては絶対的な存在価値を有した人物と思います。
人は誰しも完全ではありませんが、「惜しい」という言葉はこういう人のためにあるのだと痛感しました。