オーディオテクニカのレコードプレーヤーAT-LP7には、ステレオカートリッジVM520EBが標準装備されています。針は接合楕円針です。VM500シリーズはカートリッジはそのままで針先を好みのものに交換出来ます。
VM520EBは高音から低音までバランス良い音を出してくれるのですが、相性が良くないレコード盤だと薄い音がします
。※これは後で解決しました。
同シリーズで一番廉価な丸針が元気で太い音が出るという評判なので、交換針(VMN10CB)を購入してカートリッジに取り付けてみました。交換は簡単ですが、取り付ける時、内側の突起をきちんと合わせ、しっかり奥まではめ込む必要があります。
評判通り太い音で鳴ってくれましたが、初めは想像していたよりも固い音という印象でした。しかし、一週間ほどで針先が馴染んだのか丸みが出てきて良い感じになりました。VM520EBでは音が薄かったアルバムも問題なくしっかりとした音で鳴らしてくれます。VMN10CBは、とりあえずレコードを楽しみたいという人にはお勧めです。ただ、繊細さと音の広がりは不足していると感じますので、スケールの大きな交響楽には向かないと思います。
オールラウンドに楽しめる丸針のVMN10CBに満足だったのですが、現在はまた針先を楕円針に戻しております。理由は次回です。
※フォノイコライザーはプリメインアンプ(DENON PMA1600ne)内蔵のもの使用です。