AT-LP7 感想 | マスターのHITORI-GOTO

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BAR LADY JANE(函館市/Shot bar)

Audiotechnica社のレコードプレーヤーAT-LP7。設置して1年以上経過したので簡単にレビューしたいと思います。

 

ターンテーブル(プラッター)の材質はPOM(ポリオキシメチレン)という樹脂です。ゴム製のターンテーブルシートは付属していませんでした。以前使用していたプレーヤーのゴム製シートを流用しようかと考えましたが、オプションでも用意されていないので、そのままプラッターに直置きで使用することにしました。特に問題はありません。すべるのでは?と気になる方はディスクスタビライザーを使うと良いでしょう。

 

付属のカートリッジ(VM型)は同社のVM520EB(楕円針)です。ここは好みが分かれるところです。低音から高音までバランスは良いのですが、CDみたいな音と感じます。私がレコードに求めているのはノスタルジックな「昭和の音」です。昭和の音とは何か上手く説明できませんが・・・。丸針の方が私の好みの音がするかもしれません。そのうち針を交換して試してみたいと思います。

 

残念なのは載せてあるだけのダストカバーです。ヒンジ式で開閉出来るタイプの方が良かったです。外した大きなダストカバーの置き場所に困ってしまいます。かぶせる時も丁寧に扱わないと、カウンターウエイトに当ててしまって再調整しなくてはならなかったりもします。ゴムのクッションも無いので、筐体の四隅が擦れて色が剥げてしまいました。Audiotechnica社のオンラインストアから購入したので梱包を解いてから気づいた箇所でした。※画像では筐体の上に45回転用のアルミ製アダプターが置いてありますが、細かい傷が付いていることに気づいて止めました。どうも塗装が弱い様に思えます。

 

トーンアームがメッキ仕上げだったら暗い店内でも操作し易いのですが、これはヘッドシェルをアルミ製で無塗装のものに換えれば良さそうです。

 

良いところはトーンアームの高さ調整が出来る、ゴムベルトが外掛け式なので交換が簡単、脚で水平をとれる、筐体がどっしりしている(重量8.3kg)、フルマニュアルなのでフルオートと比べて故障の心配が少なさそうなところでしょうか。電源ケーブルとフォノケーブルを交換してグレードアップも楽しめます。ダストカバーだけ残念ですが、概ね気に入っております。このプレーヤーは長く使っていくことになりそうです。

 

※フォノイコライザーはプリメインアンプ(DENON PMA1600ne)内蔵のものを使用です。