一度書き終えたつもりの「小規模飲食店の実態ブログ」にコロナ禍での気付きを追記させて頂きました。
追記分も昨日の記事で最終回です。
お読み頂いた方々ありがとうございました。
一度書き終えたつもりの「小規模飲食店の実態ブログ」にコロナ禍での気付きを追記させて頂きました。
追記分も昨日の記事で最終回です。
お読み頂いた方々ありがとうございました。
誰も想定していなかった外的に見舞われる危機的事態ががコロナ禍だと思います。
そんな、未経験の危機的状況であるからこそ、試されたのがそのお店の姿勢=ポリシーだったのではないかと思っています。
僕は自分が行きたいと思うような場所で、自分と個性の近いお客様に囲まれ、毎日楽しく営業することを目的に、飲食店を開業しました。
コロナ禍になるまでも、思い通りにならないことがほとんどで、そのたび試行錯誤を繰り返しながら12年間営業を続けてくることが出来ました。
しかし、自分のポリシーに反することは何一つ行いませんでした。
そして、このコロナ禍においてもそうです。
自分のポリシーを曲げてまで、お店を存続させるくらいなら、堂々と胸を張って潰れた方がいいと思っています。
それは、僕が「飲食店をやり、存続させたい」事が目的ではなく、「自分がやりたい飲食店をやり、存続させたい」からです。
どんな状況であっても、自分のポリシーを曲げてはならないというか、曲げられないと、このコロナ禍で改めて思いました。
どんな状況下でも、自分のポリシーを曲げなくても出来ることは必ずあるはずですし、それを見つけて実行し続けることが何より自分の出来ることだと思いました。
では、緊急事態宣言下でおのずとお客様にさらしてしまうことになった「お店の本質=姿勢」とはどういうことなのか。
僕が考えるのは、緊急事態宣言下で行われた様々な要請、つまり社会から求められた規制にお店がどう対応したのか、またその規制下でそのお店は何をもがき、どういう手段をとったのかは、正にお店の本質を表す鏡のようなものだということです。
要請に完全に従った店、補助金が出る場合のみに従った店、補助金を獲得するために表面上従ったふりをしながら裏で営業していた店、全く要請には従わなかった店、などなど。
どのお店の姿勢が正しく、間違っているという事はありません。
一方、お客様も緊急事態宣言下でお客様として様々な規制を受けることになりました。
要請に従い、全く外食をされなかった方、要請の範囲内で外食された方、要請に納得されずこれまで通り外食されていた方、などなど。
お客様も規制の中で、要請と自分の生活やストレスと葛藤し、生活されていたはずです。
そのお店の姿勢はまさにお店の本質で、通常営業に戻った場合にもその本質は変わることがないはずで、緊急事態宣言下のお店の姿勢をみて、お客様がお店を選ぶという事が大いにありうると思っています。
つまり、お客様も、自分の姿勢に近いお店を選ぶ基準になったはずです。
過去のブログにも書きましたが、お店側の個性とお客様の個性は似てくるというのはこういう事です。
コロナ禍で、もう新たな飲食店の形態が生まれています。
テイクアウト、デリバリー、キッチンカー、レンタル厨房などなど。
お店ごとのスタイルで、これからも様々な手法が出てくるでしょう。
しかし、こういった形態や手法とは別に、非常時によっておのずとお客様にさらしてしまうことになったのが、『お店の本質=姿勢』だったのではないかと思います。
ぼくは、このお店の本質というものが、コロナ後、平常な世の中に戻った際に、お客様がお店を選ぶ大きな基準になるのではないかと思っています。
この『お店の本質=姿勢』が、僕にとって、お店を続けていく核だとと考えています。
小規模飲食店の正念場は、コロナ禍ではなくコロナ後だと思っています。
コロナ禍は国や自治体の補償やキャンペーンの恩恵を受け、何とか乗り切ることができても、コロナ以前の元通りに客足が戻るとは思えません。
ワクチンが効果を発揮すれば、コロナを気にすることのない社会が戻るのだと思いますが、その時点で既に人々の生活スタイルは大きく変化しているのではないかと思います。
その中で、飲食店が受けるダメージはその他の業種よりも大きいものだと感じます。
コロナ前と比べてニーズが高まる業種、低くなる業種に別けるとすれば、飲食店は間違いなくニーズが低くなる方に入るでしょう。