小澤征爾と野口英世
小澤征爾の著書
「ボクの音楽武者修行」は
単身、貨物船でヨーロッパに渡り
スクーターでヨーロッパを旅し
ニューヨーク・フィル副指揮者に就任して日本へ凱旋帰国するまでをユーモアたっぷりに語った自伝的エッセイであるが
「翁島駅」を訪ね
駅前に掲示されている
「英世が郷里に凱旋し歓迎を受けた翁島駅」を読むと
小澤征爾と野口英世って似てるところがあるなっと思った
(世界を舞台に活躍した人なので当然と言えば当然だが)
掲示によると
1886年に単身で故郷を離れ東北本線「本宮駅」まで徒歩で向かい上京する(直線距離で約30㎞:あくまでも直線!!)
そして
1915年15年ぶりに故郷の土を踏んだ時には「翁島駅」で地元の人達から大歓迎を受けたという
(「翁島駅」が開設したのは1899年)
そして海外で活躍したのも
似ている
海外で活躍するには
才能や頭の良さのみでは競争に勝ち残れないと思う
処世術も必要だ
野口英世の生涯の恩師として知られている小林栄
野口は生涯にわたって小林を義理の父と慕っていたという
小沢征爾にも義理の父と慕っていたという江戸英雄がいた
指揮者
レナード・バーンスタイン
ディミトリ・ミトロプーロス
マイケル・ティルソン・トーマス
などには共通事項(?)があるが
(ピョートル・チャイコフスキーも?)
あまりも
小沢征爾とレナード・バーンスタインの仲が良すぎるので・・・
そんな点も
優れた処世術を持っていたのかな?
また、海外で生き残るには
努力も必要だ
野口は
気の遠くなるような実験パターンを実行してデータ収集を行った忍耐の人であった
小沢も
早朝からの勉強を怠ったことがなかったと言われる
努力の人であった
写真①②磐越西線の列車
写真③-⑥現在の「翁島駅」
駅開業80周年の記念碑は
野口英世書「忍耐」
写真⑦-⑩移設復元されている
旧国鉄「翁島駅」