やあ、スカウトマンだ。
以前、「これからの正義の話をしていこう」という本を読んだことがあります。
確か、著書は『マイケル・サンデル』だったと思います。
ここには正義について書かれており、簡単にご説明します。
フロリダ州の片田舎で、竜巻が発生しました。
死者22人、被害総額100億円という大きな災害でした。
問題はその後です。
電気水道が使えないため、スーパーは水の料金を通常の10倍以上にしました。
モーテル(ホテル)の料金も通常の10倍以上にし、災害で困っている人たちを
さらに苦しめることになりました。
これは物議をかもし出し、政治の中でも二つに分かれました。
ひとつは、「これは正しくない。災害で困っている人たちの足元を見て、
法外な料金を請求することは間違っている」
ひとつは、「物の価値は市場によって変わる。水がない。電気がない。泊まるところがない。
そういった場合は、価値が上がるのは当然。料金が上がるのも当然のことだ」
いうなれば、市場主義か法律主義のどちらかだろう。
どちらが悪で、どちらが正義かは人それぞれだろう。
逆に言えば、矛盾をしているようで矛盾していないと言える。
たまにはこういった哲学的なことを考えるのも楽しい。
自分の中で、これが正しい、これは間違っているといった固定概念が壊れ
新しい価値観が生まれる。
だからこそ、哲学は学ぶべきなのだろう。