私は牛丼の注文を終え、待ちどおしく手持ちぶたさに何気なくスマホをいじっていた。
何気なく店の入り口にめをやると、1人の女性が来店してきた。
すみません…トンカチをカシテクダサイ!
自転車の鍵壊れて困ってる!
オネガイシマス!
片言の女性はおそらくアジア圏内の出身だろう。
トンカチ?少々お待ちください!
っと店員さんはバックヤードの方へ向かった
こちらで宜しいでしょうか?
と店員さんはトンカチをご丁寧にバックヤードから探し出して来てくれた。
なんと言う接客。
素晴らしいの一言だ顧客満足度も鰻登り間違いなしだ。
アリガトウ御座います!
と片言のアジア人女性は店の外へ向かった。
そいこうしているうちに
目の前に注文した牛丼が現れた。
牛丼に舌鼓をうち、私の胃は満足に満ちた。
満腹と言う幸せの余韻に浸っている最中、ふと店の入り口の外に目をやると
警察が先程トンカチを借りにきたアジア人女性を追いかけている。
女性は自転車に跨り競輪選手の如く、颯爽とポニーテールの髪を靡かせ
警察は陸上の短距離選手の如く大腿四頭筋を駆動させ、さながらスプリンターの如く。
嗚呼…なんと素晴らしい優しさと運動の溢れた町なんだろう。