こんにちは、べっさんです。

覆面から「べっさんも何か書いたら?」てことで、ラグビーの反則についてシリーズで語ろうかなと思います。

 

---丁寧語ここまで---

 

---以下関西弁---

 

ほんでや!

ノッコン。正式にはノックオン(Knock on)という反則。けどノッコンっていうほうが馴染みがあるので、ラガーマン的にはノッコン。
まあラグビーの試合ではおそらく最も多い反則です。反則というよりはハンドリングエラーと呼ばれることが多いです。ボールを前に落とすとピッって短い笛が鳴ってヤンボー(相手ボール)でスクラム。後ろに落とすのはセーフ。
うっかりボールを落としてピッってなるイメージが多いノッコンですが、ラグビーって基本的に「手でボールを前に運んじゃダメ」なスポーツなわけなんで、仮にそれがミスによるものだとしても、前に落とした時点でイレギュラーな手段でボールを前に運んじゃったってことなんです。だから反則。
 
よくラガーマン同士の会話で、
「ぽろっぽろボール落としやがって!いっぺんスクラム組んでみぃ~むかっ
「お前らかてキック取られへんやないか!チャンス潰しやがって!」
みたいなフォワードvsバックスのバトルが繰り広げられますが、これはわりかしホンマの話で、ノッコンは戦争の火種になります。
 
けど思いません?
 
あんだけ毎日毎日アホほど練習しとって、ボールひとつよう取らんのかい!?
って。
 
そうなんすよ。毎日毎日楕円球追っかけて、死ぬほどランパスして、ハンドリングの練習もしてんのに、落とすんですよ。ボール。
原因はね、ボールが滑ったとか、相手のプレッシャー気にしすぎてハンドリングがおろそかになったとか、パスの出し手がそもそもギャンブルパスやったとか、相手にタックルされながらボール叩かれたとか、単純にヘタクソやったとか、色々あるんです。
まあミスを減らすために練習してるわけですが、テストマッチとかスーパーラグビーみたいなトップレベルの試合でもポロッポロボール落として観てる側としてもテンポ悪くてイライラすることありますよね。まあオールブラックスでも普通にノッコンするんですよ。
ラガーマンにとってノッコン減らすのは永遠の課題。
 
ほんでノッコンしたプレーヤーはね、表情変えへんかもしれないですけど内心クソビビってます。
次ノッコンしたら交代させられるんちゃうかとか、後で何言われるかわからへんとか、頼むから次パス投げんといてくれよとか。もちろんおくびにも出さないですけどね。だってボール来るの嫌がってるの相手にバレたらキック狙われますからね。
メッチャ反省してるんですよ。よく自分がノッコンしたのにふてぶてしい態度の選手いてますけど、内心メッチャ反省してるんですよ。だからね、なるべくノッコンしたプレーヤーも温かい目で見守ってあげてください。
 
僕はオイ!何しとんねんもぉー!!って言っちゃいますけどね。まあこれがまた二回目三回目のノッコンするんすよね、一度やらかしちゃった選手って。
 
ちなみにべっさんはWTBで試合出たとき独走してからインゴールノッコンしたことあります。ノープレッシャーで。笑うしか僕にはできなかったよパトラッシュ。
 
付け加えて少し難しい話をすると、ノッコンが起きてアドバンテージが出ると、ノッコンした位置に仮想のオフサイドラインができるんですよ。それより前にいる味方プレーヤーがうっかりボールに触っちゃうとノックオンオフサイドという反則取られます。これはペナルティ。
 
ちなみにインテンショナル・ノックオンというのはノックオンとは別の反則で、相手がパスしたボールをディフェンス側が叩き落すと取られる反則で、これもペナルティ。トライチャンスをつぶした場合はシンビンを取られることもある結構重い反則です。これについてもそのうち書こうかと思います。
 
というわけでノッコンでした。次回は未定。