子供の頃からバイクに乗るのが夢でした。

高校の頃、同級生は何人も原付に乗っていて本当に羨ましかった。

しかし、バイクはずーっと親に強く禁止されていたのです。

『バイクは危ない。車だけで充分。
バイクだけは絶対ダメ!

と、洗脳されてこの歳まで生きてきたわたくし。

(そのおかげで今も、こうして生きていられているのかもしれない。)

キッカケは挑戦でした。

この歳になると、毎日会社勤めで平凡な日々。

残りの人生、このままで良いのか?』と、心の奥でなんとなくあせり始めていました。

そこで、
毎年一つ、何かに挑戦して成し遂げよう。

ということで、


この歳でバイクの免許取得に挑戦したのです。

とりあえず、最寄りの教習所をネットで検索。料金と書類とハンコを携えて、いざ

本当に思いつきだったので、入所手続きをしたのは夕方。

『もしかしたら、今日からバイクに触れるかもしれない』と、ワクワクしてはいたものの、


そんなわけもなく、入所の手続きを終えて初日の予約だけ入れて帰宅。


Amazonでバイク用のグローブと、良さげなヘルメットをわくわくポチポチ。


(プロテクター類は教習所に据え置き、無料レンタル。ヘルメットは100円でレンタルできたと思う*当時。臭いが気になる人は買って持参した方が良いかと。)


そんなこんなで

バイク教習初日。


教習手帳、教習原簿、教本、グローブにヘルメット。


こんなにワクワクしたのは

何十年ぶりだろう。


自動車用の広い教習コースの一角にバイク用の教習コースがある。


バイクコースの中央に二階建ての掘建小屋があり、一階部分はバイク倉庫。二階は準備室になっている。


少し早めに行ってみると、教官らしきオッサン(人のこと言えないが)に初回の説明を受ける。


『はい、これがプロテクターね。こっちが男性用、こっちが女性。こっちが前だよ。ズボンの裾は靴下に入れてね。準備ができたら降りてきてー。』


細かな説明はなく、タメ口、つっけんどんな態度で教官は降りていく。


嫌な予感しかしなかったのを今でも覚えている。


(こんなもんなのかな・・・。)


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