自衛隊の日報問題。

元はといえば、日報に記された軍事的専門用語としての「戦闘」と法的に定義された「戦闘」の使い方を理解せずに国会で野党が騒ぎ、そして報道でも騒がれた事によるもの。

それによって、陸自部隊の一幹部が「これは出したらますます政治が混乱し、自衛隊にも要らぬ飛び火」と考え、情報公開請求に対して「隠蔽」したところから始まったもの。

その後、国会で紛糾し文書の存在を部署と捜索する文書を限定し、短期間で捜索したところ「ない」としたものが、後から時間をかけて部署と探す文書の幅を広げて探したら出てきたというもの。

そもそも、問題となった文書の破棄期限は1年未満。今はこの騒ぎで1年以上に変わったらしい。
本当は無かったものが出てきて見れるようになったのだから、別に問題ないのではないのかとも思うのだが。
残しておかなければならない期限内に破棄してしまうのは大問題だが、ないはずのものが出てきたのだから。

それを隠蔽というのか?

先にも書いたが、日報問題のスタートが隠蔽であったことから印象的に隠蔽となっているが、今騒がれている日報問題は隠蔽ではなく、処分しているはずのものが出てきたというもの。
それは問題なのか?

野党とマスコミによる政局に省庁や自治体まで巻き込まれている現状に辟易する。

いま、自衛隊の部隊では、大分県中津市の土砂崩れによる災害派遣、去年から続いている弾道ミサイル対処でのイージス艦やPAC-3部隊の展開、ジプチの海外派遣等々、ミッションを継続しながらも現業を一部ストップさせて日報の文書やデータを探しているという。
つまり、書庫や棚、机の中、パソコンの中に海外派遣された部隊が作成した日報がない事を確認するという作業が連日続いているようです。
背広、制服関係なく。

捨てて良かったものを探すというのは士気が下がると思います。

結論として、政治的言辞や非難の応酬に左右されない健全な環境の中で、未来を向いた自衛隊の活動の歴史が編まれていくことが不可欠だと思うのです。
そもそもモリカケ問題は、総理や夫人の関与との話だったはず。

それが財務のチョンボだと明白となり、防衛省の日報問題に転化。

倒閣運動のみの野党の一部だが、それは本当に政治の仕事なのか?

省庁の体質を改革する為の議論なら未だしも、政権打倒のために省庁を利用するという本末転倒の野党の一部。

それが国民が感じるモヤモヤ感なのではないかな。

【森友問題、官邸関与は「イメージ」 騒ぐ国会、政策論は】


異論のススメ


 昨年の今頃、米国のトランプ大統領が空母を日本海方面へ派遣し、米朝戦争が勃発しかけていた。ところが日本の国会はといえば、戦争の危機などほとんど話題にもならず、ひたすら森友学園問題一色であった。

 それから1年、国会の予算委員会(参院)では、また森友学園で大騒ぎである。この1年、国会で論じられた最大のテーマは何かと世論調査でもすれば、たぶん、森友・加計学園問題だということになるであろう。両者は、今日の日本を揺るがすそれほどの大問題だったのか、と私など皮肉まじりにつぶやきたくなる。

 朝日新聞がスクープした財務省の文書改ざん問題は、森友学園問題というよりは、まずは財務省の問題であり、官僚行政の不法行為に関わる問題である。私は、この問題の重要性を否定するつもりは毛頭ない。しかし、当然ながら野党は朝日のスクープを安倍政権打倒の格好の材料とみなし、その後、大新聞もテレビの報道番組もワイドショーも、連日のように、「真相究明」を訴え、このひと月、日本の政治は財務省、森友一色になり、安倍政権の支持率は一気に下降した。

 財務省の文書改ざん問題と、昨年来の森友学園問題(国有地払い下げにおける安倍晋三首相の関与云々(うんぬん))は今のところ別問題である。しかし、野党や多くのメディアもまた大方の「識者」も、官僚行政が政治によって(特に首相の私的事情によって)歪(ゆが)められた(であろう)ことは民主主義の破壊だ、と言っている。だが、私には、現時点でいえば、この構造そのものが大衆化した民主政治そのものの姿にみえる。

(以下省略)


https://www.asahi.com/sp/articles/ASL424DZSL42UPQJ004.html


京大名誉教授の佐伯啓思による寄稿だが、朝日新聞が火を付けた森友問題であるにも関わらず、反対意見を乗せるというのは、分が悪くなってきたことと放送法改正を見通しての「政治的公平性」をアピールし始めたということなのか。


{6C8EBC58-0A0B-4A11-9AAA-65F61AE771CD}


それだとしても、今までの報道姿勢を見れば「マッチポンプ」と言わざるを得ないであろう。


ひとこと言わせて貰えば、「だが、ちょっと待ってほしい。」である。

{3BADAC35-9870-432A-9CDA-CA0B4C248F19}