術後1ヶ月経ちました。

傷の方は順調に回復。
腕もだいぶ上がるように…
まだ真っ直ぐ上には上がりませんが生活する範囲では問題なし。
仕事で蛍光灯の交換など高所作業もあるので仕事復帰までに、もっと上がるようになれば良いのだけど…
傷の痛みよりは皮膚が引っ張られる痛みが気になり動きが小さくなりがち。
でも怖がらずに体を動かしていきたいです。

術後の病理の結果も非浸潤癌でした。
全摘したので再発の可能性もほとんどなく一安心です。
細かい結果を聞くのを忘れてしまったので次回診察で聞いてこようと思います。
(もらえるものだと思っていましたが自分で聞いてメモするそうです)

これで一安心…なんだけど反対側にもできる可能性は高いからホルモン治療の話が出ました。
ホルモン治療をするとかなり予防にはなるみたいで…

でも肝機能障害などが出る事もあり、PBCという難病を抱えている私にはかなりの不安材料。
子宮体癌率も上がるみたいだし…
子宮体癌でも過去に疑陽性が出たこともありホルモン治療はやらない事になりました。

傷の腫れもひき、落ち着いて傷を見てみると本当に何もなく平らで固い…

告知から手術までがあっという間で術後も子どもの骨折やインフルエンザでバタバタ。
悲しむ暇がなかったのか、強がったり無理して明るく振る舞っていた訳ではなかったはずなんだけど…

子どもが片付き一人になったら一気に感情が不安定にダウン
大丈夫なはずなのに術後無治療になる不安。
PBCさえなければ治療も広がるのに…とか、
でもPBCが悪化したら癌より大変だし…とか。
早期なはずなのに癌保険が予想以上におりた事も嬉しいより恐怖に。
保険会社に確認したら総合的に判断しての金額で間違いないと。
でも
「非浸潤なのに?!本当は重かったの? 」
なんて急に不安になったり…

夫の前で号泣してしまったり自分で自分の感情がコントロールできない状態。

保険金は再発や反対側にも出来た時の為に残さなきゃ‼って思えば思うほど悲しくて…

でも夫の考えは全く正反対。
今は病気の事を忘れるくらい好きなことを好きなだけしなよって。
まずはこのお金で楽器を買おうって…

今使っているバスクラリネットは団からの借り物。
いつかは自分の楽器が欲しいとは話していたけど…

「無理!!楽器買ってから右にも出来たらどうするの?」
って言ったら
「楽器を買ってその楽器をいつまでも元気に吹ける事を考えた方がいい」
って…
再発するかも、右にもできるかもって思いで残すのは嫌みたいで…

夫の気持ちはとても嬉しいし、すごく心配かけてしまって申し訳ない。

来月からは仕事復帰だし、気持ちを切り替えないと…
癌だけではなく難病も抱えているから欲しいとは思いながらも本当は購入は諦めていました。

いつもの明るいお母さんに戻る為には好きなことを好きなだけする時間も必要。
そう言ってくれたダンナに感謝です。
何度も話し合ったけど楽器は買う!と楽器をやらない夫が譲らない。

有り難く買わせてもらう事にしました。
再発しない、右にもできない。
だから残す必要のないお金だってそう信じて。

元気に何年も吹けるよう健康管理にも気を付け子どもの為、そして夫の為に長生きしたいです。