この物語は平凡でイケてないサラリーマンの、ささやかな日常の生活を描いたものです。
ジリリリリー…
桁まましく鳴り響く目覚ましで、圭介は重い身体を少し起こして、スイッチを切った。
また何時もの平凡な日常が始まると漠然と考えながら、枕元のたばこに火をつけて、煙と共に大きく息を吐いた。
軽い頭痛がするのは、昨夜同僚の江藤から誘われた合コンで、ちょっと飲み過ぎたからだ。
40歳を過ぎて合コンもどうかと思いながら、様々なルートを使いながら、合コンを組む江藤に付き合う事も、日常生活の一端となっている。
まぁ多少その後を期待して行く自分がいるのも確かだと思うが、未だに彼女も出来ないのは付き合う事から、なんとなく逃げていると圭介は漠然と思っていた。
タバコを吸い終わりふと携帯に着信があるのに気付いた。
そう言えば昨夜の相手の子の一人とアドレス交換をしたことを思い出した。
圭介は名前が思い出せないまま、ベッドから起き上がって慌ただしく日常の生活に入るべく、出勤準備を始めた。