先週末に行って来たホンダコレクションホールの続編になりますが1991年シーズンのF1世界選手権でアイルトン・セナが開幕から当時!前人未到の4連勝を果たしドライバーズタイトルを獲得して結果的に16戦中8勝を上げコンストラクターズのチームタイトルも獲得したマクラーレン・ホンダMP4/6を見て来ました。



このF1マシンを見て思い出すのが1992年の元旦の深夜にフジテレビ系列で放送された1991年シーズンのF1総集編ですが、なにか久し振りに見たくなり少しだけ見てしまいました。


このF1総集編を見てからF1がより好きになりモータースポーツが身近に感じるようになりました。



コックピットを見ると今のF1マシンと比べるとボタンの数が少なくシンプルで右下のシルバーのシフトノブが見えますが、この頃はマニュアルミッションが当たり前でシフト操作でギアチェンジしていたので時代を感じさせますよね!



第2戦F1ブラジルグランプリではアイルトン・セナのマシンが3速、4速、5速とギアが壊れていきラスト7週は6速のみで起伏の激しいコーナーも多い、今もF1ブラジルグランプリで使用されているインテルラゴスのアウトドローモ・ホセ・カルロスパーチェ・サーキットを走行していたのは驚きですよね!

 


壊れたギアを飛ばしてギアチェンジしなければならなかったので腕力が必要だったようで!表彰式ではアイルトン・セナが優勝トロフィーを上げらないほど疲労していたようでしたが、セミオートマが当たり前となっている今のF1では考えられませんよね!


第2戦F1ブラジルグランプリで涙の母国悲願の初優勝を果たしたアイルトン・セナが勢いにのって第4戦F1モナコグランプリまで開幕4連勝をして1991年のワールドタイトルは決まりかと思いきや?今、連勝中のレッドブルチームのテクニカルオフィサーとして去年、22戦中21勝を果たした歴代最強のF1マシン!レッドブルRB19や

今年、開幕から2戦連続ワンツーフィニッシュを果たしているレッドブルRB20を手掛けた空力の鬼才!あの天才マシンデザイナーのエイドリアン・ニューウェイが


1990年ウィリアムズチームに移籍して、初めて手掛けたウィリアムズ・ルノーFW14が徐々に熟成して対等し始めて、この頃は画期的だった導入したばかりのセミオートマのトラブルも解消し始めた第5戦F1カナダグランプリから流れが変わりましたね!



第5戦F1カナダグランプリではファイナルラップまでトップを快走していたナイジェル・マンセルが観衆に手を振った時に誤ってエンジンのイグニション?スイッチを切ってしまい!あと半周と言うところでストップして優勝を逃してしまう珍事件もありましたが第5戦以降はウィリアムズチームが優勢でしたね!
 



その後8月に開催された第10戦F1ハンガリーグランプリ直前に本田技研工業、創設者の本田宗一郎さんが他界してから!ともらい合戦とばかりマクラーレンMP4/6のシャーシとホンダV12RA121Eエンジンとシェルの燃料に至るまで改良がなされて戦闘力が上がり反撃を開始しましたね! 


個人的にマクラーレン・ホンダMP4/6で一番印象に残っているのは、やはりアイルトン・セナが3度目のワールドタイトルを決めたレース!ベルガーとセナがワンツーフィニッシュを果たしたF1日本グランプリでしょうか!

 


ちなみに日本人初のF1レギュラードライバー中嶋悟が搭乗していた1991年型ティレル・ホンダ020のタミヤの1/20プラモデルを組み立てて私の部屋に飾られています。



そういえばレッドブルのマックス・フェルスタッペンも開幕から2連勝していてホンダのドライバーとしてアイルトン・セナ以来の開幕4連勝をする勢いですが、来月に鈴鹿サーキットで開催される第4戦F1日本グランプリで開幕4連勝が見られるといいですよね!