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- マルホランド・ドライブ
現象界(この世)と霊界(あの世)の中間に世界が存在するという設定の物語と思われる作品を観てみよう。
まず、アニメの灰羽連盟という全13話のTVシリーズだが、明確な説明は表現されていないが自殺者が中間世界に一定期間留まり、何らかの意識変化による昇天(成仏)の可能性を表現している。
次に、デビット・リンチ監督のマルホランド・ドライブで描かれている世界は、現実の世界(現世)と人物設定が変化しただけの中間世界で、自殺した人間と殺された人間の別次元での接触が表現されており、意識の変化は期待されるが結果的に一定の謎解きで終わっている作品だろう。
2つの作品に共通するのは、自殺者が中間世界で行動する事による物語の進行と同時に、その世界特有の現象(設定での)を表現する事により、個々の感情が実体としての世界を構築するのに多大に影響し合って、世界が形成されるという自然の中で如何に判断して行動すべきなのかを考えさせられる作品であるという点だろう。
形成される世界とは、己が体験する世界であって個々の人物が共通する認識が幾つかあっても意識下では、完全に一致していないという事だ。
つまり、完全な一致は可能性に過ぎず個々の人間が別の意識である前提で、同じ世界に存在していても必ずしも同じ体験をして意識の変化や成長するとは限らず、それぞれの己が感じる世界は異なるという自然な結果と成り、世界は同じでも感じる世界は千差万別で共通しない方が当然ではないかと思うからだ。