今回紹介する作品は

1964年(昭和39年)日活
「若草物語」


森永健次郎監督






あらすじ
大阪に住む高村家の次女・三女・四女は父親(伊藤雄之助)に後妻が出来た為、東京に嫁いだ長女の所に転がり込む!


1965年の正月映画で主役級のヒロイン4人が共演する豪華作品、次女(浅丘ルリ子)と三女(吉永小百合)のエピソードが中心になっています。


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長女の瀬川早苗(芦川いづみ)

今回のいづみさんは作品の前半と後半しか出ない脇役でしたが、前回紹介した「結婚相談」以来気になる人(笑)になりまして、今作でも一番注目して観ていました^ ^



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次女の高村由紀(浅丘ルリ子)

今作の主役ですね。

でも、ルリ子さんの大阪弁はちょっと変でしたあせる



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三女の高村しずか(吉永小百合)

大阪弁を使う吉永小百合は「愛と死をみつめて」から「若草物語」を経て「青春のお通り」のチャッカリに至ったのですね。




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四女の高村チエコ(和泉雅子)

彼女が一番大阪弁が上手かったですが、キドリンと共通の変なイントネーションがありました。

調べると「若草物語」と「青春のお通り」の方言指導は共に木下静子

彼女の教え方が変ですねビックリマーク





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志賀高原でスキーをするチャッカリ

このロケにはスキーの上手いいづみさんも同行していましたが、何故か映像には写っていません。




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これは貴重!ルリ子さんと恋人の八坂次郎役の浜田光夫

最後は別れますが、ルリ子さんの浜田光夫さんの恋人役はこれが最初で最後でしょうね。




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チャッカリと山本圭一役の杉山俊夫

杉山俊夫はチャッカリを恋人にしようと試みる。


このシーン「青春のお通り」と全く同じですね。

そういえば、森永健次郎監督は「青春のお通り」も撮ってました。




鉄道シーン電車
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東京モノレール100形

東京モノレールが開通して間もない作品ですので、この車両が初代です。


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153系急行「よど」のサボ[みんな:01]



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品川駅のチャッカリと急行「よど」

ビュッフェ車ですね。


残念ながら、「よど」のお顔は写っていませんでした[みんな:02]





!!追記

この作品は協賛会社の全日空に配慮する意図が感じられました。

先ず3姉妹が大阪から東京へ全日空の旅客機でやって来ました。

これは良いとしてルリ子さんにフラれた浜田光夫が急行「よど」で瀬戸内の仕事場に向かい、浜田光夫が好きだったチャッカリがいづみさんと和泉雅子から旅費をカンパしてもらい全日空の旅客機に乗って大阪で追い付こうとします。


急行「よど」登場は鉄ちゃんには大変嬉しいですが、この作品の公開時はもう東海道新幹線が開通していました。

スポンサーに配慮して航空機の有利性を伝えようとしたのでしょうが、かなりの無理設定ですね(笑)




それから「若草物語」の前半10分の動画がYouTubeにありましたので貼っておきます。

!!お願いですが、特に日活が著作権問題でYouTubeの動画を削除している様ですので、通報するような「無粋」な行為は控えて下さいね。





今回は岐阜駅前からのランチ食ブログ



先ずこの写真
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尾張一宮駅から岐阜駅に戻る車窓

木曽川を越えると笠松競馬の厩舎が見えて来ます。

運が良ければ競走馬を見る事が出来ますよ馬




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「カフェ・ド・ぐうて」さん


岐阜駅南口の大通り西側を3分も歩くと到着します。


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ご覧の様にこじんまりとしたお店です。

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店内の様子

4人席以外にも2人席や1人席もありました.

1人席は一杯だったので空いていた2人席に座ると、このお店の奥さんがウェイトレスとしてやって来ました。


この奥さんの目茶苦茶明るいこと音譜

ちょっと面食らいました(笑)


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当日のランチメニューは3種類のハンバーグと麻婆豆腐と言われましたので、今回はネットで前もって調べて来た、ぐうてさん一番人気の「煮込みハンバーグ」にしました。


ランチメニューは何れも500円です


煮込みハンバーグ以外にコンソメスープとサラダ・ご飯が付きました。

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煮込みハンバーグのアップ

このお店は家庭的な味を売りにしている様で、ハンバーグはあっさりとしていて本当に家庭の味でしたね。


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➕200円でコーヒーとデザートが付いて来ます

コーヒーはやや薄めでした。


ランチの間は奥さんを始め、カフェ・ド・ぐうてさんのアットホームな雰囲気に癒やされました[みんな:01]


モーニングサービスも「カフェ・ド・ぐうて」さんの自慢だそうで、こちらも一度体験したいですね。


日曜日はモーニングサービスのみで、11時30分迄の営業です。




iPhoneからの投稿
今回紹介する作品は

1965年(昭和40年)日活
「結婚相談」


中平康監督

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あらすじ
アジア繊維に務める鶴川島子(芦川いづみ)は30歳で未婚!
早期の結婚に焦る島子は近年流行っている結婚相談所に登録する。
しかし登録した結婚相談所がとんでもない所で、相談所のワナに嵌ってコールガールに転落していく。

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いきなりお風呂のシーン[みんな:01]ですが、今回の主役・島子役の芦川いづみ

いづみさんも映画の設定と同じ30歳


日活清純派女優の代表格だった彼女が今回イメージチェンジに挑戦?しました。


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会社の同僚・坂田久恵(浜川智子)

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いづみさんとケロリンのツーショット

いづみさんは背が高いですね。
ケロリンも決して背は低くありませんので。

因みにケロリンは18歳
いづみさんと丁度ひと回り歳が違います。

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鶴川島子の家族
母親の浦辺粂子 妹の山本陽子 弟の中尾彬

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戸野部結婚相談所長役の沢村貞子

いづみさんを陥れた極悪おばさんですが、いづみさんと沢村貞子さんとの会話が若干コメディ調なので、何となく憎めません。


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取り乱すいづみさん
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酔いつぶれたいづみさん

こういうシーンもこの映画の見所


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どんどん堕ちていくいづみさんですが、結婚相談所の「仕事」を無視してプレイボーイで知られる高林正吾(高橋昌也)に賭けるが!?

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「仕事」をすっぽかした罰で、精神を止んだ男の「夜伽」を命じられてしまう。




その後話は意中の高橋雅也が妻と心中?したり、いづみさんが車にはねられたり、結婚相談所が摘発され操作の手がいづみさんに向かったりしますが、元の会社課長(高原駿雄)と結ばれる暗示で終了します




これはネット上で見つけた「結婚相談」のポスター

「成人映画」の指定を受けていますが、露骨なシーンはありませんし普通の作品です。



いづみさんも30歳になりイメージチェンジは必要だったですが、「結婚相談」のポスターを見ると当時の日活がいづみさんに対する扱いは冷淡ですね。


折角いづみさんが体当り演技をしているのに、この文言は酷いえ゛!