この度JR西日本のおとなび会員になりまして、早速南紀旅行に行きました。
おとなびは50歳以上から入会出来て、JR西日本管内の乗車券と特急券が3割引になる特典があります。

入会金無料なのは嬉しいのですが、数々の制限があり、それを理解して利用しなければなりません。

新大阪駅から特急「くろしお5号」に乗車し、串本まで行きます。
使用車両は289系、北陸特急に使用した交直流電車683系の交流を潰して直流専用にした車両です。
赤いテールマークが付いてますが、こちらが先頭車です。             

白浜始発の「くろしお8号」として終着の新大阪に到着後、清掃作業をして、今度は「くろしお5号」新宮行きになります。
しかし、この日は大阪環状線のダイヤが乱れて、新大阪到着が遅れ、5分遅れで出発しました。

これが、乗車券と特急券。
串本で下車するのに紀伊勝浦まで買った理由は、おとなびの乗車区間の設定に串本駅は無いからです。
300円割高になりますが、それでもかなりお得です。

サーモンピンクの椅子が並んでいる車内、683系初期車両に使われていたものですね。

座席は自分でネットで決めることが出来るので、一番後ろの席の窓側にしました。
空いてたので、内側の席をフルリクライニングに倒して撮影。

かなり倒れますしシートピッチも充分で、3時間30分乗りましたが、全く疲れませんでした。

一番後ろの席にした理由は、コンセントが使えるからです。
今のところJR西日本の在来線特急の普通席は、両端の座席の8席しかコンセントが装備されていません。

新大阪駅の駅ナカのパン屋で買おうとしたのですが、めちゃ高い店が一軒あるだけで買う気が起こらず、結局セブンイレブンで買いました。
でも、買ったぷりぷり海老のタルタルサラダサンドは美味しかったです。
セブンイレブンで買うなら絶対オススメ。

紀勢本線の絶景スポットは、岩代駅から南部駅の海岸線ですね。太平洋が太陽の光で輝いて綺麗でした。
岩代駅は谷山浩子さんの『テングサの歌』で知られて、以前当ブログでも紹介しましたね。

今まで晴天だったのに、串本駅に近づくと曇りがちに。

「くろしお5号」は5分遅れを回復して串本駅に定時到着しました。

本州最南端のJR串本駅

串本はトルコ友好の町なんですね。
詳しくは、明治23年に起ったエルトゥールル号遭難事件で検察を。


駅から徒歩20分で目的地の橋杭岩に到着。

橋杭岩は国の名勝や国の天然記念物の指定も受けています。
1500万年前の火成活動により、泥岩層の間に流紋岩が貫入したもので、海岸から紀伊大島方面へ大小約40の岩が南西一列におよそ850メートルもの長きにわたって連続してそそり立っています。

紀伊半島は何度も行ってるのですが、橋杭岩は車窓からでしか見たことがないので、ようやく訪れた事になります。
天気予報では一日快晴だったのに、曇ってしまったのは残念ですが。

串本に約1時間30分滞在して、今宵の宿の周参見に行きます。
乗車するのは105系普通電車。

105系の車内。
紀勢本線の紀伊田辺以南の普通電車は、一日10本しかなく、日中は2時間に1本です。
2両編成でこの乗客数ですから、近いうちに1両で運転するのかもしれません。
国鉄型の105系も引退間近で、今回の旅行が乗り納めになるでしょう。

紀勢本線の電車らしい、津波の時の心得。
近く南海地震が来ると言われてますから、現実的です。

ガラカラだからローカル普通電車からの車窓も格別です。

30分乗車して周参見駅に到着。特急停車駅ですが簡易委託駅で、正規のJR職員ではない委託管理員が特急停車時のみ業務を行っています。

遠方から見た周参見駅。特急停車駅なのに一日の乗車人数は127人です。

周参見海岸から見た夕暮れ。
今宵の宿の名称は、サンセットと付けられているので、部屋からサンセットを見ることが出来ると思い早めに来ました。
果たしてどうなるか?    つづく