1962年松竹・芸映プロ提携作品「ちんじゃらじゃら物語」(喜劇出たとこ勝負)
堀内真直監督

あらすじ
パチンコの神様と呼ばれる釘師の山田太助(伴淳三郎)と、オートバイメーカー轟モータース名古屋支社長の山田太郎(千秋実)はカンボジアで戦った戦友同士。
山田太郎は駅裏再開発を公約に名古屋市長選挙に立候補する予定だったが、カンボジアの現地人との子供が日本に来日するニュースを知り、選挙に悪影響を及ぼす事を恐れた山田太郎は、同性の山田太助に父親代わりになる事を頼むが、山田太助は駅裏再開発を中止する事を条件に引き受ける。
太閤口と呼ばれる名古屋駅裏を舞台に、二人の戦友の友情と、実際にあった名古屋駅裏立ち退き問題を絡めた喜劇映画です。
尚、当初は「喜劇出たとこ勝負」として上映された様ですが、後に原題である「ちんじゃらじゃら物語」に変えた様です。

クレージーキャッツが歌う主題歌ちんじゃらボッサノバが流れる中、名古屋市の空撮画像が凄くいいです。
そのハイライトは国鉄名古屋駅です。
名古屋駅旧駅舎

建設中の新幹線ホームが見えます。

最後は、再開発前の駅裏地区
終戦直後のヤミ市の名残がある貴重な映像です。

山田太助(伴淳三郎)
駅裏のパチンコ屋「大穴」の釘師をしているが、パチンコの神様と言われた男で、数々のパチンコの新台を考案していたのだが、根っからのお人よしで、困った人に金銭を融通しまくるので、本人は貧乏な生活をしています。
伴淳さんは当時芸映プロの社長で企画もしているので、気合いが入った演技をしています。

山田太郎(千秋実)
轟モータース名古屋支社長で山田太助とカンボジア戦線の戦友。

カンボジア戦線で、二人は食糧確保の為の野菜栽培の任務を担当した。
隊長役は加東大介さん。
以前サンテレビで観たときは、カンボジアのシーンはほとんどカットされて、二人がどのようにして戦友として友情を育んでいったかが分かりませんでした。

山田太助の娘マリ子(島かおり)と妻の吉弥(月丘夢路)
吉弥は劇場公演をするほどの芸子だが、太助の生活ぶりに嫌気がして別居中
娘は名鉄百貨店に勤務して父と同居していたが、後に太助に「隠し子」がいることを知り家を出た。

轟モータース社長の有島一郎と娘役の岩下志麻
有島さんは吉弥のパトロン
松竹映画といいながら、東宝俳優ばかり出演していますが、数少ない松竹らしい若手時代の志麻さん。

駅裏にある韓国料理店の店主、通称ホルモンのテイ(山茶花究)
映画では在日韓国人が登場しますが、調べると駅裏は実際に在日韓国・朝鮮人達が多く住んでいて、喜劇タッチながら、当時の社会問題をサラリと紹介しています。

冒頭に藤山寛美さんがパチンコ客として登場。
景品にオリエンタルカレーが。

不良パチンカーエレキのタツ役の三木のり平さんが、太助を騙して景品を搾取する。
ここにもオリエンタルカレーが。
オリエンタルカレーの全盛期で全国展開していた時代ですね。

山田太郎支社長の秘書役に黒柳徹子さん
当時、NHK放送劇団に所属していたので、クレジットにNHKと書かれていました。

山田太郎の有力支援者の中に、駅裏立ち退きで一儲けを企む連中もいた。
彼らは反対派の代表である、山田太助の居るパチンコ屋を潰す為に大物のパチプロを大阪から呼んだ。
通称なだれのサブ(フランキー堺)
自らをパチラーと呼び、独自の信念を持つ男。

パチンコ店「大穴」で二人はパチンコ対決する。
大穴の店長は玉川良一さん。
なだれのサブ優勢に進んだが、太助の信念を感じ取って、去っていく。
これが前半のハイライト。

山田太郎の市長選挙中にカンボジア現地人との子供パプロ(芦屋小雁)が突然来日する。
選挙に悪影響を及ぼす事を恐れた山田太郎は、同性の山田太助に父親代わりになる事を頼むが、山田太助は駅裏再開発を中止する事を条件に引き受ける。
後半の主役的存在になる芦屋小雁さん

名鉄7000系パノラマカー

7000系パノラマカー車内
二人は愛知県周辺を観光しますが、名鉄が協賛していますので、名鉄系の観光地(明治村や日本ライン下り)ばかり紹介されます(笑)
娘のマリ子が勤務する名鉄百貨店ももちろん紹介。
名鉄は駅裏再開発問題と関係ありませんのでいいのですが、当事者の国鉄はこの映画を観てどう思ったのでしょうか。

名鉄の子会社の愛知観光船の水中翼船
実は子供の頃、これに乗って船酔いしたんです。
話は進み、政見放送で駅裏整理を撤回しない表明をした太郎をみた太助は、パプロと共に生放送中の放送局に怒鳴り込み、番組を滅茶苦茶にします。
政見放送は当時生放送だったのですね、現在ではこの手法は出来ませんね。
太郎はパプロを自分の子供だと詫び、選挙参謀が駅裏利権を狙っていた事を知って選挙から撤退表明しました。
政見放送を観た太助の妻や娘も太助を見直しよりを戻しました。

太郎はオートバイ業に専念し、鈴鹿サーキットで行われる全日本選手権に挑んだが、選挙撤退で打撃を被った選挙参謀らは、嫌がらせで選手をケガさせ出場不可能にする。
そこで、カンボジアでオートレーサーをしているパプロが代役で出場する。
小雁さんが実際にオートバイを走らせているシーンもありました。

パプロは見事優勝し、お祝いに駅裏の街でパチンコ大会を開いて終わりました。
駅裏のシーンは撮影所で撮ったと思うのですが、雰囲気よく撮れています。
映画では駅裏住民の勝利で終わりましたが、実際には駅裏整理は完了してこの街並みは跡形もありません。
私が名古屋でよく泊まる格安ホテルも駅裏の外れにあります。
私は結構気に入った作品なんですが、名古屋弁を話すのが一人もいないのが残念です。
ただ、当時名古屋や岐阜が舞台の作品を観ましたが皆標準語なので、致し方ありませんね。
ちんじゃらボッサノバ クレージーキャッツ 投稿者 kazuyoshi_sakamoto4000
クレージーキャッツが歌う主題歌ちんじゃらボッサノバの動画で、伴淳さんの語り付きです。
堀内真直監督

あらすじ
パチンコの神様と呼ばれる釘師の山田太助(伴淳三郎)と、オートバイメーカー轟モータース名古屋支社長の山田太郎(千秋実)はカンボジアで戦った戦友同士。
山田太郎は駅裏再開発を公約に名古屋市長選挙に立候補する予定だったが、カンボジアの現地人との子供が日本に来日するニュースを知り、選挙に悪影響を及ぼす事を恐れた山田太郎は、同性の山田太助に父親代わりになる事を頼むが、山田太助は駅裏再開発を中止する事を条件に引き受ける。
太閤口と呼ばれる名古屋駅裏を舞台に、二人の戦友の友情と、実際にあった名古屋駅裏立ち退き問題を絡めた喜劇映画です。
尚、当初は「喜劇出たとこ勝負」として上映された様ですが、後に原題である「ちんじゃらじゃら物語」に変えた様です。

クレージーキャッツが歌う主題歌ちんじゃらボッサノバが流れる中、名古屋市の空撮画像が凄くいいです。
そのハイライトは国鉄名古屋駅です。
名古屋駅旧駅舎

建設中の新幹線ホームが見えます。

最後は、再開発前の駅裏地区
終戦直後のヤミ市の名残がある貴重な映像です。

山田太助(伴淳三郎)
駅裏のパチンコ屋「大穴」の釘師をしているが、パチンコの神様と言われた男で、数々のパチンコの新台を考案していたのだが、根っからのお人よしで、困った人に金銭を融通しまくるので、本人は貧乏な生活をしています。
伴淳さんは当時芸映プロの社長で企画もしているので、気合いが入った演技をしています。

山田太郎(千秋実)
轟モータース名古屋支社長で山田太助とカンボジア戦線の戦友。

カンボジア戦線で、二人は食糧確保の為の野菜栽培の任務を担当した。
隊長役は加東大介さん。
以前サンテレビで観たときは、カンボジアのシーンはほとんどカットされて、二人がどのようにして戦友として友情を育んでいったかが分かりませんでした。

山田太助の娘マリ子(島かおり)と妻の吉弥(月丘夢路)
吉弥は劇場公演をするほどの芸子だが、太助の生活ぶりに嫌気がして別居中
娘は名鉄百貨店に勤務して父と同居していたが、後に太助に「隠し子」がいることを知り家を出た。

轟モータース社長の有島一郎と娘役の岩下志麻
有島さんは吉弥のパトロン
松竹映画といいながら、東宝俳優ばかり出演していますが、数少ない松竹らしい若手時代の志麻さん。

駅裏にある韓国料理店の店主、通称ホルモンのテイ(山茶花究)
映画では在日韓国人が登場しますが、調べると駅裏は実際に在日韓国・朝鮮人達が多く住んでいて、喜劇タッチながら、当時の社会問題をサラリと紹介しています。

冒頭に藤山寛美さんがパチンコ客として登場。
景品にオリエンタルカレーが。

不良パチンカーエレキのタツ役の三木のり平さんが、太助を騙して景品を搾取する。
ここにもオリエンタルカレーが。
オリエンタルカレーの全盛期で全国展開していた時代ですね。

山田太郎支社長の秘書役に黒柳徹子さん
当時、NHK放送劇団に所属していたので、クレジットにNHKと書かれていました。

山田太郎の有力支援者の中に、駅裏立ち退きで一儲けを企む連中もいた。
彼らは反対派の代表である、山田太助の居るパチンコ屋を潰す為に大物のパチプロを大阪から呼んだ。
通称なだれのサブ(フランキー堺)
自らをパチラーと呼び、独自の信念を持つ男。

パチンコ店「大穴」で二人はパチンコ対決する。
大穴の店長は玉川良一さん。
なだれのサブ優勢に進んだが、太助の信念を感じ取って、去っていく。
これが前半のハイライト。

山田太郎の市長選挙中にカンボジア現地人との子供パプロ(芦屋小雁)が突然来日する。
選挙に悪影響を及ぼす事を恐れた山田太郎は、同性の山田太助に父親代わりになる事を頼むが、山田太助は駅裏再開発を中止する事を条件に引き受ける。
後半の主役的存在になる芦屋小雁さん

名鉄7000系パノラマカー

7000系パノラマカー車内
二人は愛知県周辺を観光しますが、名鉄が協賛していますので、名鉄系の観光地(明治村や日本ライン下り)ばかり紹介されます(笑)
娘のマリ子が勤務する名鉄百貨店ももちろん紹介。
名鉄は駅裏再開発問題と関係ありませんのでいいのですが、当事者の国鉄はこの映画を観てどう思ったのでしょうか。

名鉄の子会社の愛知観光船の水中翼船
実は子供の頃、これに乗って船酔いしたんです。
話は進み、政見放送で駅裏整理を撤回しない表明をした太郎をみた太助は、パプロと共に生放送中の放送局に怒鳴り込み、番組を滅茶苦茶にします。
政見放送は当時生放送だったのですね、現在ではこの手法は出来ませんね。
太郎はパプロを自分の子供だと詫び、選挙参謀が駅裏利権を狙っていた事を知って選挙から撤退表明しました。
政見放送を観た太助の妻や娘も太助を見直しよりを戻しました。

太郎はオートバイ業に専念し、鈴鹿サーキットで行われる全日本選手権に挑んだが、選挙撤退で打撃を被った選挙参謀らは、嫌がらせで選手をケガさせ出場不可能にする。
そこで、カンボジアでオートレーサーをしているパプロが代役で出場する。
小雁さんが実際にオートバイを走らせているシーンもありました。

パプロは見事優勝し、お祝いに駅裏の街でパチンコ大会を開いて終わりました。
駅裏のシーンは撮影所で撮ったと思うのですが、雰囲気よく撮れています。
映画では駅裏住民の勝利で終わりましたが、実際には駅裏整理は完了してこの街並みは跡形もありません。
私が名古屋でよく泊まる格安ホテルも駅裏の外れにあります。
私は結構気に入った作品なんですが、名古屋弁を話すのが一人もいないのが残念です。
ただ、当時名古屋や岐阜が舞台の作品を観ましたが皆標準語なので、致し方ありませんね。
ちんじゃらボッサノバ クレージーキャッツ 投稿者 kazuyoshi_sakamoto4000
クレージーキャッツが歌う主題歌ちんじゃらボッサノバの動画で、伴淳さんの語り付きです。