新東宝で活躍した女優の魚住純子さんが、13日午前9時20分、肺炎のため都内の病院で死去しました。

14日の朝、Yahoo!ニュースに魚住さんの訃報が出ていまして、驚いて検索すると、新東宝では主に脇役出演、倒産後もそんなに活躍していない女優さんなのに、アクセス件数が非常に多く(一時検索トップ)、これにも驚きました。

しかし、ツイート等を見ると、魚住純子さんを本当に知っている方はそんなに多くなく、写真検索しても、新東宝時代の写真は「女王蜂の逆襲」の物だけだったので、魚住さんの活躍を載せたいと思い、今回は予定を変更して、新東宝時代の魚住さんの出演作品5作を紹介します。

魚住純子
松竹音楽舞踊学校入学後スカウトされ1952年に東映入社、翌年綜芸プロに移籍、56年に新東宝入りしました。その後61年の倒産まで活躍。



1957年「危し!伊達六十二万石」 花魁・高尾太夫
綜芸プロ以来アラカンさんに可愛がられ、新東宝入社初期は主にアラカン主演の時代劇に出演しました。



高尾太夫は恋人が居た為、「廓育ちは意地と張りが命でありんす」と伊達綱宗の身請けを断り、綱宗に手討ちにされます。

登場時間は短いですが、魚住さんにとって思い出の役でしょう。



1959年「影法師捕物帖」 腰元・お縫
これもアラカン主演時代劇。腰元ですが、実は田沼意次の間者
見事に目的を達しますが、証拠隠滅で田沼に殺されます。



1959年「貞操の嵐」 高杉彩子
主人公(高倉みゆき)を弟から略奪した兄(細川俊夫)の愛人
しかし、細川さんが破産すると「金の切れ目が縁の切れ目」でサッサと別れます。

この頃から悪女役が多くなります。



1960年「女と命をかけてブッ飛ばせ」 トミ
主人公(宇津井健)の敵役(芝田新)の愛人で、宇津井さんを自分の陣営に取り込む命令を受けます。
トミはスポーツカーを乗り回すスピード狂です。



宇津井さんを誘惑する魚住さん



しかし、宇津井さんを好きになってしまい、最後は芝田さんを裏切ります。
新東宝での魚住さんの代表作は「トップ屋を殺せ」での主人公(天知茂)の相手役ですが、この作品はそれに次ぐ大きな役です。
魚住さんの隣は三条魔子さん



1961年「恋愛ズバリ講座 好色」 詐欺師の妹
主人公(沖竜次)の妹と称するが実は愛人。
結婚詐欺で婚約者に生命保険を掛けて殺すが、最後には沖さんに殺されてしまいました。

魚住さんは殺される役が多かったですね。
悪女役も多かったですが、新東宝ではスタイリッシュな女優さんでした。

尚、「女と命をかけてブッ飛ばせ」と「恋愛ズバリ講座」は星輝美さん特集で後程紹介します。


謹んで魚住純子さんのご冥福をお祈り申し上げます。