昭和40年から7年間、18作続いた網走番外地シリーズの最終作は「トラック野郎」を模した作品でした。
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昭和47年東映「新網走番外地 嵐呼ぶダンプ仁義」

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網走刑務所を出所した末広勝治(高倉健)はダンプの運転手になる。

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仁義を切るダンプ運転手の赤座熊吉(山本麟一)

今回のヤマリンさんは何時もと違って真っ当なキャラかと一瞬思いましたが、やっぱり極悪キャラでした(笑)

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健さんとヤマリンがダンプでデットヒートビックリマーク

やっぱりトラック野郎ですね

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ダンプ野郎・月形勘平役で月亭可朝が登場!

この当時の月亭可朝は大人気で、多数の映画に出演していました。

ただ、この作品ではボインの歌は披露しませんでしたにひひ

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最終作のヒロインは松竹から生田悦子が北野組のお嬢さん(北野冴子)で登場。

生田悦子のwikiを観たら、アントニオ猪木と付き合っていたそうです。

猪木は松竹の倍賞美津子と結婚しましたので、この頃松竹女優を物色していたのでしょう。

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今回今井健二はお休みで、最終作とあって悪のボス大沼儀一に金子信雄を出演させました。

仁義なき戦いのテーストもあります。

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「トラック野郎」シリーズにももう一人のヒロインが登場しますが、高倉健に惚れる女ダンプ野郎じゃなくて、女性ダンプ運転手の別所ゆう子(工藤明子)
トラック野郎ではない所は、彼女は殺されてしまいます。

この辺がトラック野郎とは違ってシビアな所でありますね叫び

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この作品の、そして網走番外地シリーズのラストシーンです。

高倉健は乗馬が得意な様で、前に紹介した「嵐呼ぶ知床岬」では、馬に乗りながらライフル銃をぶっ放すシーンもありました。

後、D51らしい蒸気機関車がコンテナを牽引しているシーンがありましたが、遠目の映像で割愛しました。


この作品を観て、網走番外地の役目は終わったなと思いましたし、今後はトラック野郎に引き継ぐメッセージの様にも思えました。


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