南郷次郎の秘書・京子役には水原ユカという新人が演じました。
彼女は新東宝の「名物社長」だった大蔵貢が業績不振等で退陣後に登場し、今までの大蔵・新東宝になかったニュータイプな方でした。
この作品がデビューから3作目なんですが、新東宝の命運は尽きかけており、結局4本に出演しただけでした。
｢大蔵・新東宝の顔」であった天知茂とのコンビも絶妙で、早くも作品のシリーズ化が決定していました。
しかし、2作目の制作途中で新東宝は倒産してしまい、このコンビも二度と観ることはありませんでした。
水原ユカに興味があった私は、たまたまアメブロ内の映画ブログに彼女の事が書かれていたのを見つけ、コメントする為にアメブロに入会したのでした。
現在ではアメブロに入会せずともコメント出来る様ですが、当時はアメブロ入会が必須でした。
現在のシステムならばアメブロに入会することは無く、こうやってブログも書いていなかったでしょう。
｢南郷次郎探偵帳 影なき殺人者」は今回で終了です。