「家庭の事情」最終回は深夜の原宿駅からです。
実際のロケは電車の運転が終了してからかも知れませんが、閑散としていてとても現在の原宿駅からは想像も出来ません。
下の写真には自動券売機が映っていて、20円区間とこの写真には見えませんが10円区間のが映りました。
この時代の初乗り運賃は10円だったのですね。
そして、男女の姿か映っていますが、女性が長女・一代役の若尾文子、男性が彼女の上司で不倫相手の長田吉夫(根上淳)です。
根上淳は大映を代表する二枚目俳優でしたが、早い時期から悪役も演じた様で、この作品でも一旦若尾文子を棄てたのですが、また縒りを戻そうとしたり、最後は若尾が会社を辞めた後、あの「50万円」を元手に開業した喫茶店に酔っ払った姿で嫌がらせに行き、最後は若尾の新恋人になる船越英二につまみ出されます。
未だ容貌も落ちていない段階で、こういう役にも挑む姿勢は好感が持てますね。
お詫び
今回取り上げた「家庭の事情」では「鉄分」が大変少なく申し訳ありませんでした(笑)

