大阪都構想 | 元サラリーマン大家の備忘録

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こども不動産です。

 

大阪市を廃止して特別区を設置する「大阪都構想」の制度案(協定書)が9月3日、大阪市議会で可決され、2015年以来となる2度目の住民投票が実施されます。

 

大阪市民である、私にとってはこれが可決されるのか、否決されるのかは大きな関心事です。

メディアでは、特別区の財政は成り立つのか、経済効果はあるのか、2重行政の解消というが今でも大阪市と府は協力し合っているのに何が違うんだ、

など比較的近視眼的な議論が多いように思います。

 

大阪都構想の本質は、企業のM&Aと同じだと思っています。

時に企業は、他の企業と合併、買収を通じて、会社規模の拡大を目指します。

なぜそうするのか? 

単純です。競争に勝つためです。

 

今、吉村知事も松井市長もあまりその点を声高らかには主張していないように思いますが、橋下さんの時のほうがその点を強調していた印象があります。

住民投票に対する戦略なのでしょうか?

 

世界におけるプレゼンスが低下しつつある日本にあり、東京と比べると大きく経済規模の劣る大阪を、どのようにして世界の「都市」と比べても魅力的な「都市」にしていくかを考えたときに、まずはこの都構想が必要だ、と私は理解しています。

 

大阪府の面積は日本でも2番目に小さく、人口も神奈川県に劣り3番目です。

その中に大阪市と堺市という政令指定都市があります。

 

  政令指定都市は府や県とほぼ同等の権限と機能をもつとされています。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%94%BF%E4%BB%A4%E6%8C%87%E5%AE%9A%E9%83%BD%E5%B8%82

 

つまり、大阪というちっぽけな場所をさらに3つに分けて広域行政を行っている。

(当初は政令指定都市である堺市も都構想の枠組みに入れる目論見でしたが、今のところ枠外のままです。)

 

「都市」も企業同様、国内・国外の都市と経済、観光、環境、住民サービス等の点で争っていかなくてはなりません。首長(選挙で選ばれた行政のトップ)は、住民サービスの向上だけではなく、上記のように都市を発展させる責任があります。そうしないと、産業が衰退する、職場が無くなっていく、住民サービスの向上もできない。

 

会社に置き換えると、M&Aを行って企業規模を拡大し、重複する部門を統一して効率化する。

新しく取得した企業の良いところを取り込み、シナジー効果を得て、売上、利益の増加を目指す。

都構想もこれと似たようなものです。

 

私が、大阪都構想に関心を抱いているのは、都市同士の大規模なM&Aでもあるからです。

表面的には、大阪市が無くなり、4つの特別区に分かれるということなのですが、実質的には県と県が合併するイメージです。

 

ちなみに、平成の大合併でも、多くの市町村の合併がありました。しかし、これは規模も性質もまったく異なるものです。

 

それと、

変化すること自体に意味がある

と思っています。

既得権、既成概念、人、モノ、その他諸々

変化に対応するのは大変だし、めんどくさいけど、そこにチャンスとかエネルギーが発生したりします。

 


大阪市民の皆さんには、このようなことを理解して、賛成か、反対か判断してもらいたいと思いますが、私がここまでに書いているような内容に近い記事をあまり読んだことがありません。どうしてでしょうか。



前回、2015年の住民投票の時に、自民党だったか共産党だったかの宣伝カーが

「訳の分からないものには反対しましょう~」

とか言ってるんです(当時 自民・公明・共産は共闘していた)。


「こいつら、住民バカにしてんのか」と思いました。 まったく酷いです。

 

さて今回、公明は都構想賛成に回りましたが、自民・共産は何を言うのかな~。



後日追記

やはり、2015年と同じことを言ってました!

子供が街宣車がはしってて「訳の分からないもに反対しましょー」って言ってたよ、と教えてくれました。

そう言う発言が政治と政治家のレベルを下げると言うのに。ほんま最悪




ご存知の通り大阪市議会は、政令指定都市である大阪市の議会です。いってみれば、非常にパワフルな議会なのです。

ところがこれが特別区になると、広域行政は行わなくなり主に住民サービスを主眼とした議会になります。今の市議会議員にとっては有り体に言えば格が落ちるわけです。


長年に渡り、大阪市議会議員は、サポートしてくれる住民、業者に便宜を図り、その結果当選することが出来ていました。


その地盤が無くなるとしたら、どうします?

反対したいですよね。それが多分普通の反応です。


大阪府議会議は失うものは無いし、より大きな権限を持ちます。一方大阪市議会は無くなり、市議は職を失うのです(賛成派も反対派も大阪市長も失職しますが)。

だから大阪都構想に反対するのです。既得権を奪われたく無いのです。


ただし、そういう事情は有権者には言えないので、別の言葉で反対します。本音を隠して反対します。

ある意味、涙ぐましいほどの頑張りなのですが、大いに履き違えているとしか言いようがありません。


ただ、大阪市民としては、これまで大阪市のためだけに使われてきたお金が、大阪府全体のために使われるようになるわけで、それに対して反対する意見がある事は当然です。


そう言う議論であれば耳を傾けますが、「訳の分からないモノには反対しましょう」などという人たちの話はちょっと。。。


ではでは、本日はここまで。