どういう思考の形が必要なのか | ぽんマスの読書録

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対話のための材料として気になったところを書きとめておきます。

理性は確かに万能ではない。それはあたりまえですね。しかし、実証的な理性で簡単に答えられないような問題――それは広くは「生」の問題と言えると思いますが――にぶつかったときに、それを解くためにどういう思考の形が必要なのか。思考を放棄すれば無力感に陥るだけですね。信念 対立や民族対立をどう超えるか、一人ひとりがどのようにして自分の生き方の方向を定めるか、社会のこれからの方向をどう定めるか、そういった問いですね。これらについて、思いつきではなく 普遍洞察的に考えていく方法が、いま必要とされている。