これらの研究結果が意味するところはかなり明らかです。褒美と結果に注意を向けすぎることによって、遊びを台無しにしてしまうことです。これは、競争的なゲームにおいてしばしば起こります。勝つ目的が、ゲームを楽しむことを上回ってしまうのです。ゲームが他の誰かよりもよくなるための、あるいはチームが勝つための手段になってしまうことで、それは遊び以外の何かにすり替わってしまいます。 褒美をもらうことがその活動に取り組む主要な理由になってしまうと、すべてのタイプの遊びは台無しになってしまいます。もし学校が報酬や処罰を導入することで、楽しい活動を退屈な作業にさえしていなければ、歴史、数学、理科、外国語等の教科で遊ぶことが可能だと私は思っています。
遊びが学びに欠かせないわけ―自立した学び手を育てる
2,592円
Amazon |