吟遊舞踏苦労狂 Bard Ball Chronicle~競技ダンス冒険譚~ -38ページ目

吟遊舞踏苦労狂 Bard Ball Chronicle~競技ダンス冒険譚~

理想を語るだけのヘタッピ中高年による
競技ダンス冒険譚、幻想譚もとい妄想譚
『ファンタジーとダンスが交錯する世界』
のつもりで書き始めましたが
気づいたら普通の(変な)ダンスブログになっていました

 競技に出ていると(そして年を取ると)、

 「自分たちは結果より内容や過程を大事にしたい」

 という声を時々聞きますし、残念ながら、それを負け惜しみだと評する声も聞きます。

 ぼくは「誰が何を大事にしてもいい」と思うし、「仮にそれが負け惜しみだったとしても別にいいじゃないか」とも思うのですが…。

 

 「10/27には『27』という背番号について書く」と宣言していましたね。

 

 正確には「背」番号ではないのですが、「27」というゼッケンを特別な番号と考えるスポーツがあります。

 

 F1です。

 

 新人だったジャン・アレジを見た多くのファンは、彼がワールドチャンピオンの証である「1」をつける日が来ると予想しましたが、結局そうはなりませんでした。

 

 ここでF1の詳細は書きませんが、最強マシンを開発することになるウィリアムズ・チームとの契約を破棄し、チーム史上最弱の時代を迎えるフェラーリに加入することになった運命の悪戯について彼は、

 

 「それでも憧れのフェラーリで走った時間は魔法のようだった」

 

 と語っています。誰も負け惜しみとは思わないでしょう。

 

 アレジは本当にフェラーリの27番が似合っていました。

 

 まぁ、「魔法のような時間だった」というのは後になって言えることであって、現役時代は、たとえ中高年のアマチュアだとしても、結果を求めて結果に振り回されますね。それで正しいのだと思います。

 

 ぼくの背番号がどう踊っているのかは、まだまだ今はわかりません。

 前に、過去の習い事とダンスの関係を2回ほど書きましたが、「私に繋がるもの」というのは、なにも過去だけの話ではありません。

 未来の習い事も、今のダンスに繋がるものです。

 

 未来といっても、もう数日後から! 新しい習い事を始めます。

 

 ダンス教室で例えれば、「団体レッスン体験3回で○○円」のようなものに、とりあえず参加するだけですけどね。

 

 もちろんダンスを辞めたり減らしたりはしません。が、新しい方も真剣に取り組みます。

 

 しかし宣伝文句に「初心者歓迎」という言葉が無いのが怖い。

 

 先生は、その業界では名前の通った人ですから、プロを目指す若い才能たちも生徒として来るでしょう。

 社交ダンスでは個人レッスンしか受けたことがないので分からなかったのですが、団体レッスンに臨むって、けっこう勇気が要るんですね。

 

 勇気が要りますが…

 

 奇しくも場所は、ダンス競技会が行われる会場です。

 

 級が上がって若い強豪選手に心を折られながらも挑戦を続け、初めて「勝てないけど戦いには一応なっている」と実感できた試合が、その会場でした。

 

 で、結局なに習うの? って話ですが、もったいぶる気はありませんが内緒です♪

 

 ダンスの合間に習うのではなく、「ダンスと両輪で」という表現とも違って…

 

 ダンスとの二刀流のはずなのに、二つの刃がいつの間にか一振りの太刀筋に見えてくるような、そんな日を目指して楽しく精進します。

 

 なにを習っているのか、ぼくのダンスの中で伝えられたらよいのですが。

 クローザーというのは野球のピッチャーの役割のひとつです。勝っている試合(主に3点差以内)で、最後の9回を締めくくる仕事がメインです。

 野球を語り始めると長くなるので詳細は(泣く泣く)省略しますが、クローザー(だけではありませんが)は、

「今日、自分の出番が有るか無いか分からない」

という状態に常にさらされています。

 

 常に備えておけば? という単純な話ではありません。試合展開によって心身を緊張させたりリラックスさせたりの繰り返しで、疲労は半端じゃありません。ぼくは野球部時代(え? 野球部だったの!? その話はまた今度)ピッチャーの経験はないし、とくにクローザーという概念自体が無い時代だったので分かりませんが、気持ちのコントロールは、それはそれは大変な作業だと思います。

 

 鬼の霍乱といいますか、パートナー様の体調不良で10月10日の試合を欠場するか強行出場するか未だ不明です。

 月曜の試合に出るか分からない状態で日曜の仕事に行くというのは、心身のコンディションを保つのがけっこう大変です。

 

 と、思いきや、普通に落ち着いています。

 

 どっちに転んでも私に任せなさい。という心境です。

 (欠場なら「任せなさい」も何もないですが)

 

 いつでも何処かが痛い僕は、今まで「腰が痛い」「足が痛い」「肩が痛い」「心が痛い」と、何度か練習をキャンセルしています。

 そういう時、パートナー様は僕のキャンセルを受け止めてくれるだけでなく、一人で黙々と練習します。あとで凄っげぇ文句は言われますけどね。

 

 そういう恩とか信頼とかがあるので、パートナー様の体調が思わしくない時に、ぼくはドンと構える気になれます。

 

 人間、自分一人の力で不動心を持つなんて、まず無理でしょう。仲間と守り守られの中でこそ、不安や戸惑いに負けない気持ちでいられるのだと思います。

 

 出番が無くてもいいし、出るならキッチリ勝ちます。それだけ。

 

 だから…いま夜更かししてる時点で準備不足なんだってば!!