左甚五郎の張形 | バークレーの書きたい放題!

左甚五郎の張形


 
左甚五郎の張形


 



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江戸米沢町二丁目(薬研堀)にあった


四つ目屋(媚薬・秘具の専門店)で


「張形(はりがた)」を買う年増の女



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鼈甲(べっこう)製の張形: 日本では


江戸時代に大奥で使われていたとされる。


中が空洞になっており、


湯に浸した綿を詰め、


人肌に温めて利用したという。



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肥後ずいきで作られた張形:


湯に浸して、人肌に温めて利用した。



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デンマンさん。。。、どういうわけで 左甚五郎の張形 を取り上げるのでござ~♪~ますかァ~?



あのねぇ~、春風亭柳朝の『蛙茶番』という噺を聴いていたら、マクラに次の小咄が出てきたのですよ。。。


 



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デンマンさん。。。、どうして、あたくしが妊娠している写真を貼りだしたのでござ~ますかァ~?



上の小咄にふさわしい写真を探したのだけれど、ピッタリの写真が見当たらなかったのですよ。。。それで卑弥子さんの写真を拝借したのです。。。


このような誤解を招くような写真を無断で貼りだして欲しくありませんわァ~。。。あたくしは、まだ妊娠したことがないのでござ~ますゥ。。。


でも、卑弥子さんも、いつしか良い人に巡り会って結婚して子供をもうけることがありますよ。。。


そうだと良いのですけれど。。。ところで、上の小咄では名人と言われている左甚五郎が作ったので木製の張形にも魂が入り、それを使った女性が孕(はら)んでしまった、という事ですけれど、あたくしは木製のものでは、たとえ名人が作っても女性を孕ませることは到底不可能だと思うのでござ~♬~ます。。。


じゃあ、どういう材料なら女性を孕ませることができるのですかァ~?


木製では固すぎますわァ~。。。やっぱりもっと柔らかいお湯に浸すと人肌に近いようになる「肥後ずいき」でないと、駄目だと思うのですわァ~。。。


卑弥子さんは、意外に詳しいのですねぇ~。。。もしかして。。。、もしかして、卑弥子さんは肥後ずいきの張形を愛用しているのですかァ~?


いやですわァ~、そのような質問を ぶしつけに あたくしに投げかけないでくださいましなァ~。。。とっても恥ずかしい。。。


なにもカマトトぶることはないじゃありませんかァ~。。。卑弥子さんが、そのように恥ずかしがるなんて、マジで珍しいですねぇ~。。。


いやですわァ~。。。そのように、じっとあたくしを見つめないでくださいなァ~。。。顔から火が出るほど恥ずかしいですわァ~。。。


あのねぇ~。。。ちょっとわざとらしいのですよう。。。10代の娘が、恥ずかしがれば、絵になりますよう。。。でも。。。


でも。。。、なんですのォ~? あたくしが恥ずかしがるのは、みっともないとおっしゃるのでござ~ますかァ~?


急に、顔色を変えてムカつかないでくださいよう。。。あのねぇ~、なにも卑弥子さんが恥ずかしがることじゃない! 日本には、遠い昔から 張形信仰 があるのです。。。


あらっ。。。マジで。。。?


 



張形


 



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鼈甲(べっこう)製の張形: 日本では江戸時代に大奥で使われていたとされる。
中が空洞になっており、湯に浸した綿を詰め、人肌に温めて利用したという。


 


記録に残る日本最古の張形は、飛鳥時代に遣唐使が持ち帰った青銅製の物が大和朝廷への献上品に含まれていたという記述があり、奈良時代に入ると動物の角などで作られた張り形が記録に登場している。


江戸時代に入ると木や陶器製の張り形が販売され一般にも使われ始めた。大
奥など男性禁制の場において奥女中が性的満足を得るために使用する例も見られた。


江戸時代には陰間もしくは衆道という男色の性文化が存在し、キリスト教的文化圏と違って肛門性愛に対するタブーが存在しなかったため、女性用だけでなく男性が自分の肛門に用いることもあった。
明治に入ると近代化を理由に取り締まり対象となり、多くの性具が没収され処分された。


売春そのものは禁止されていなかったために、性風俗店での使用を前提とした性具は幾度も取り締まられながらも生き残っていった。
しかし終戦を迎えた1948年の薬事法改正から厚生大臣の認可が必要となった。


そのためそれまで認可されていない性具は販売が不可能となった。
そこで業者は張形に顔を彫り込んで「こけし」もしくは「人形」として販売を行なうこととなった。


そのため日本の性具は人、もしくは動物の顔が造形されるようになった。
そのため形状の似ている「こけし」という名称が使用された。


また電動式のものは「マッサージ器」もしくは「可動人形」「玩具」として販売されている。
インターネットの発達にともない規制の少ない海外製品も個人で購入できるようになったために、現在では顔のあるものは減ってきており、「ジョークグッズ」の一種として扱われることが多い。


 


信仰の対象


日本では特に男性外性器の形のものをさすことが多い。
陽物崇拝では、子孫繁栄を願ったお守りとしても用いられた。
現在の日本でも、木製の巨大な男性器像が神社に祭られている場合がある。


たとえば神奈川県のかなまら祭は男根を模した神輿が練り歩く奇祭として知られ、毎年4月第一日曜日に行われている。
日本国外でもよく知られ、国内外から、梅毒やエイズの等の性病の難を避ける祈願で観光客を集めている


この他にも地域信仰で体の悪い所(手足や耳・鼻といった部分)を模した木製の奉納物を神社に収める風習も見られ、古代のアニミズムにその源流を見出す事ができる。
これらの人体の模造品は、その機能を霊的なものとしてシンボル化したり、または霊的な災い(祟り)による病気を代わりに引き受けてくれるものとして扱われた。




出典: 「張形」
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


 



分かるでしょう!? 巨大な張形は現在でも信仰されており、日本各地に張形を祀(まつ)る神社があり、そこでのお祭りは海外にまで知られているほどなのですよ。。。



あらっ。。。マジで。。。?


僕はウソは申しません。。。次のようなお祭りが現在でも行われています。。。


 



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田縣(たがた)神社の豊年祭



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「野も山も みなほほえむや 田縣祭」例大祭は国の内外で有名な豊年祭として、毎年三月十五日に執り行われます。


この祭は直径六〇センチ、長さ二メートル余りの大男茎形(男性の性器)を毎年新しく檜で作成し、それを厄男達が御輿に担ぎ、御旅所から行列をなして当社に奉納し、五穀豊穣、万物育成、子孫繁栄を祈願する祭です。


当日は世界各国からの参拝者で境内は埋まり、「見くらべて 笑えこの梅 あのさくら」の詩歌の如く、国境を越えてみな微笑む祭で、まさに「天下の珍祭」であります。




『田縣神社 公式ホームページ』より


 



日本には昔から大きな男根や大きな女陰を五穀豊穣、万物育成、子孫繁栄を祈願する時に、その象徴として大切にする習慣があったのですよ。


探せば、次のように日本各地に容易に見つけることができます。


 



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和歌山県の白浜美術館に隣接する歓喜神社には子宝安産、夫婦円満などに御利益のある男根と女陰が祀られている。





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山口県の麻羅観音


境内には石で作られた男根像がキノコのようにたくさん地面から生えている。


社殿や祠にも木製男性器模型が多数奉納されている。





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川崎市の金山神社で行われる“かなまら祭”


江戸時代に川崎宿の飯盛女達が性病除けや商売繁盛の願掛けを行った「地べた祭」に端を発する。


現在、祭は商売繁盛・子孫繁栄(子授け)・安産・縁結び・夫婦和合などを願い、毎年4月第1日曜日に行われている。





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新潟県栃尾市の“ほだれ祭”


ほだれとは「穂垂れ」つまり稲や粟がたわわに実り、穂先が垂れる形に由来する言葉で、農耕の実りを表します。


道祖神のひとつである男根形のほだれ様は農耕の実りと人の実りを守る神様として、古くから信仰されてきました。


新潟県のほぼ中央に位置する栃尾市。


その市街からほぼ南へ7kmほどいった下来伝地区には、日本一の大きさを誇る「ほだれ様」が祀られており、毎年3月の第2日曜日には地区をあげて、高さ2.2m、重さ約600kgの巨大な男根形の御神体のご利益にあやかろうとする「ほだれ祭」が催されます。




つまり、日本人は昔から性的だけれど、健康で、おおらかで、楽しい文化を持っていたのです。


この文化が日本の春画を生んだといっても言い過ぎではないでしょう! だから、卑弥子さんが「張形」を愛用していたとしても決して恥ずかしがることはないのです。。。


でも。。。、でも。。。、やっぱり、恥ずかしいのでござ~♬~ますわァ~。。。おほほほほほ。。。


 



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あのねぇ~、そうやって わざとらしくカマトトぶると白けるのですよゥ。。。 卑弥子さんから受ける印象は12単衣(ひとえ)を着た平安朝の女と言うよりも、きわめて現代的な女性を彷彿(ほうふつ)とさせるのです。。。


 



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だから、正々堂々と左甚五郎の作った「張形」を使って孕んでくださいねぇ~。。。



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【卑弥子の独り言】



 


ですってぇ~。。。


あたくしは「張形」が これほどまでに信仰されているなんて 全く知りませんでしたわァ~。。。


あなたも巨大な張形に乗ってはしゃいだことがありますかァ~?


 



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ええっ。。。「そんな事はどうでもいいから、もっと他に面白い話をしろ!」


あなたは、そのような強い口調で あたくしに御命令なさるのでござ~ますかァ~?


分かりましたわ。。。


デンマンさんが10年以上も前にアンケートを作りました。


 



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『拡大する』


『もう一度クリスマスのページ』


 


上のリンクをクリックすると、


左側のサイドコラムにたくさんの質問が出てきます。


ひとつひとつ見ながら ぜひアンケートに答えてみてください。


じゃあ、また。。。





ィ~ハァ~♪~!


メチャ面白い、


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こんにちは。ジューンです。


“本音と建前”


よく聞きますよね。


さて、英語で何と言うのでしょうか?


考えてみた事がありますか?


いろいろと言い方があると思います。


appearance and reality


見かけと実物そのまま


これも本音と建前と言い換えることができますよね。


form and substance


外観と実体


これも本音と建前と同じですよね。


one's real intention and


what one says on the surface


本音と建前を説明しているのですよね。


real motive and stated reason


これも間違いなく本音と建前ですよね。


what one says and what one means


本音と建前をこのように言うこともできますよね。


では、「本音と建前を使い分ける」を


英語でどのように言うのでしょうか?


ちょっと考えてみてください。



次のように言うことができます。

You should be tactful as to


when to tell real intention


and when to show form.


ところで、英語の面白いお話を集めました。


時間があったら覗いてみてくださいね。


■ 『あなたのための愉快で面白い英語』


では、今日も一日楽しく愉快に


ネットサーフィンしましょうね。


じゃあね。