サグラダ・ファミリア | Barcelona!!!

サグラダ・ファミリア

バルセロナと言えばガウディ。 ガウディと言えばサグラダファミリア。 なので、サグラダファミリアについて書いてみようと思います。


私が初めて行ったのは今から15年前  当時は工事のための予算もほとんどなく、いつ行っても何もしてないような感じでした。 両側に4本ずつ塔がたってて真ん中は穴が掘ってあるけど、何にもないし上を見ても空とクレーンが見えるだけ。


よくわかってない私はそれが完成後にはもっと高い塔がいくつもたてられて、真ん中の広場が教会堂になることなんてまったくわかってませんでした。 当時は完成まであと200年かかる、と言われてました。

だったらもっと工事をさっさとすれば良いのに、と思ったけど、わずかな寄付金で工事費をまかなってたのでそれも無理だったんですね。


それがバルセロナオリンピックの年から観光の目玉とするためにカタルーニャ政府が動き出して、予算がつくようになりました。 すると工事も急ピッチで進みだし、それまでなかった両側の塔の周りに壁のようなものが出来上がり、しばらく行ってない間に穴ぼこだったところは地下室になり、天井も出来上がり、何本もの柱がそれを支えています。


地下室は今は博物館になっていて、作業場をのぞけたり、完成予定の模型が置いてあったりします。 

バルセロナに行くたびに、完成まであと200年だったのが100年になり、60年になり、今では40年とか30年、なんて声も聞こえてきます。 予算がついたこととやっぱり現代の技術を持ってすれば、そんなの作るのわけないよって感じなんでしょう。


いつ行ってもわずかであれ何かしらの変化はありましたが、7年ぶりに行ったときの衝撃は大きかったです。 私が生きている間に完成を見ることはない、と思ってましたが、あと30年で出来るなら見れるかもしれない


でも、スペイン人の友達が言うには、サグラダファミリアは出来上がってないからみんなの興味を引くんであって、出来上がってしまったら、そこらの教会と同じただの教会になるだけだ…と。 それも一理あるような気がして、なんか複雑な気分になってしまいます