久しぶりの更新です。

なぜ?

特に意味はありません。シーズン中は、いろんなことが起こるため、様々な準備や必要条項を満たしているうちに、時間が過ぎてしまうことがありません。バタバタ...というかバタ子さんですw

このブログでは、何度か『フットボールの原則』『フットボールの本質』という言葉を使わせていただいているのですが、今回のブログタイトル『暗黙知』もそれに近い表現です。

日本と海外の違いは、この『暗黙知の違い』にあるような気がします。

スペインの選手を見ていると、「ここでするべきプレー」「すべきでないプレー」がキッチリ分けられているような印象を受けます。

その基準が「試合に出る」「出ない」を分別し、「上のカテゴリーにいる」「いない」にもつながってきます。

クオリティーやポテンシャルもありますが、この『暗黙知』の違いが前提にあってこその個々の能力の話になってくるのではないでしょうか。



試合における局面、局面の判断。

判断は練習でこそ磨かれる。それはそうですが、例えばビッグマッチにおける判断など練習では培えないものだと個人的には考えています。

練習で作り出せない局面。

プレッシャーとか、雰囲気とか、その試合に賭けるからこそ発生するプレーインテンシティとか。

やっぱり、あると感じる。

シーズンを追うごとに、その実感は強くなる。


だからと言って、練習を疎かにするという意味ではありません。
ただイメージとか、経験を反復することの重要性とか、机上の理論に満足しない姿勢とか、そういうことが大切なんじゃないかと思うのです。


言うだけなら、何とでも言えると思うんですね。
それを現場で実践していくことは、別モノです。
言うは易し、行うは難し。その難さを理解しつつ、実現に向けて挑み続けるからこそ独自性(オリジナリティ)が生まれてくるんじゃないかな。


練習で作り出せない局面の経験値が蓄積して、暗黙知の違いになって現れる。


それは判断じゃないんだ。