“信頼”
“敬意”
この2つは、似て非なるもの。
“信頼”とは、得るもの。
“敬意”とは、獲得するもの。
フットボールというピッチの中で、この2つは2つとも重要だ。
“信頼”とは普段の生活も含め、コミュニケーションが意味を成す。ロッカールームでバカやって、シャワー浴びながらイジられて、下ネタ全開のスペイン語に喰らいついていく。
真面目に書くとアホらしいけど(笑)、そういう姿勢は大事かな、なんて思う。
それだけじゃなくて、毎回のTR前に握手して挨拶。「調子どう?」って笑顔で聞く。気軽に抱擁をする。わかんない時に「わかんねぇ」みたいなドヤ顔をして笑いを取る。ランニングの時に肩を組んで話しかける。わかんなかったら即座に離れる(笑)TR中も何度も握手したり、手をハイタッチしたりしてみる。
それをやるだけで、この“信頼”って目に見えて変わってくる。これを習慣として続けていくだけで、ある時にこの“信頼”を手に取るように実感できる。
それが自分の「自信」になる。
しかし、フットボールにおいて、ピッチ上で結果を出すためには、“信頼”だけでは物足りないのが実情だ。
“敬意”。
これを獲得しなければならない。
“敬意”を獲得するためには、示すことだ。
ピッチ上で、「俺は戦うよ」「危険なボールにも行くよ」「点取るぞ」「勝ちに拘るためなら言い合うぞ」という姿勢を。
どんな形でもいい。
しかし、1つ条件がある。
「結果」(勝利)に結びつくこと。
お客様じゃない。舐められないために。戦力として扱われるために。
自分の場合、「点を取る」能力に長けているので、TR中でもミニゲームやシュートゲームで点取りまくってそのチームが圧倒的に勝つのに貢献すると、周囲の見方が変わってくる。
ポゼッションだったら、自分のチームのリズムを上げ、相手のチームのリズムを切るプレーを続ければ、この“敬意”はプレーに表れてくる。
即ち、パスが来る。名前を覚えられる。たくさん呼ばれる。
これだけでは達成率50%。これ+「試合における目に見える結果」が求められる。
これを越えると、さらに問題が発生して、結果を出してもパスが来なくなる、とか理屈じゃない嫉妬と憎悪の世界が存在するんだけど、ここまで行くと深すぎるのでこの辺で。僕は今ここらで今チームメイトのある選手がTR中も試合中も自分にずーっと(スペイン人のこういう時のしつこさは尋常じゃないです。w)いちゃもんつけてしゃべりかけてくる。ホントに1プレー、1プレー。
まぁそいつがこの前書いた中心じゃない方のFW。俺が復帰して、自分の出場時間が減るのが嫌みたい。脅威を感じているらしく。まぁそれをオープンにしちゃっている時点で、、、ですけど。勝負の世界なんで仕方ないです。
“信頼”を日々のコミュニケーションで培い、
“敬意”を日々のTRと試合の中で獲得していく。
難しい理論ではなく。シンプルな原理を突き詰めて実践していけるか。
結果を出すための必要項目。