まずは報告。


Twitter(http://twitter.com/Crackbajito )でもつぶやいたけど、先週の木曜日のTRマッチで怪我。


今日病院に行ってきましたけど、重度の捻挫とのこと。


右足をグルグルにギブスで巻かれて、すごい状態(笑) 5日間はその状態にしておくように、ということなので、絶対安静。


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で、家に引きこもりなので、ネットサーフしまくってたら・・・



「日本サッカー再生計画! 清水から世界へ」(4)

http://www.youtube.com/watch?v=FIx-wnJnbYM&feature=related


興味のある方は(1)から見てください。おもしろいですよ。“すぽると”で見られた方もいますかね。


これは確か一昨年行われたキャンプ。友人もアテンドで借り出されてました。


ちなみにこのエスパニョールユースのラモン監督(当時)はうちの相方が去年お世話になってた人ですね。僕のイメージは陽気なおっちゃん。笑


さて、風間×金子対談では「日本でシャビやイニエスタは生まれる」と。


この辺の日本人の認識がイマイチ理解できないですし、それに対し世論が「Yes」となりがちなので、僕の見解を。


個人的な意見ですが、僕の答えは「No」です。


フィジカル的な要素で言えば、確かに似ている。見た目は小柄で、華奢。


イブラヒモビッチほどの高さも、エトーほどのスピードもありませんね。



でも、シャビほどのゲームビジョンとイニエスタほどのポリバレントさを持った選手が日本から生まれてくるかといえば、僕は疑問です。


彼らは小さい頃からバルサの中での生存競争に勝ち残ってきたいわばエリート。


とんでもない数の試合経験、相手にしてきた数々のタイプの選手。


スペイン人を見てると、(特にエリートであればあるほど競争は激しいので)幼い頃から明らかにフィジカル差のある黒人や南米人などと競争しなければならなかったり、相手にしなければならなかったり。それで、彼らは考える。


その考える際のポイントが違うような気がする。「どうしたらフィジカル差を克服できるか」ではない。「どうしたらこのフィジカル差を含みつつ、試合で彼らより効果的なプレーをして勝てるか」。差はこの思考の差ではないか。


だから、この映像でも言われている通り、「スペイン人は試合になると、やる」、「日本人は、試合の中での効果的な技術の発揮の仕方がわかっていない」という現象が生まれる。



この認識を、ぶっ壊したいですよね。



その上で、もっと良い例を出したい。


個人的には、R・マドリーのガゴやバレンシアのバネガを推したいです。どちらもアルゼンチン人。まぁシャビやイニエスタほどのインパクトはないのかもしれませんが、非常にインテリジェンスに溢れており、確実にゲームに参加し、影響を及ぼすことの出来る選手です。バネガは先日のスペイン戦のアルゼンチン代表としても活躍。ガゴも今年モウリーニョの構想に入っているので、試合に出る機会も増えると思います。


イメージとしては、シャビやイニエスタが個人の力でゲームを支配するのに対し、ガゴやバネガは自分の力で確実にゲームに影響を及ぼし、アクセントをつけ、チームのゲーム支配を手繰り寄せる選手。


「ゲームを壊せる」タイプの選手です。


日本人は、「ゲームを支配する」ことよりも、「ゲームを壊す」「ゲームに確実な影響を及ぼす」ことから目指したほうが良いような気がします。


それほど、サッカーが文化になっている国で幼い頃からエリートとして勝ち上がってきた選手という壁は厚いと思います。