最近トレーニングも兼ねて日本人の友達とビーチサッカーに講じています。
そこで先日、おもしろいことが起きました。
やたらと背の高いフランス人が声をかけてきて、
「試合をやろう」
・・・
と、いうことで、5対5の5点マッチでキックオフ。
「相手が弱かったらばかつまらないんだよな~、こういうの」
と思っていたのですが、このフランス人連中がけっこうやりまして。
今回はそれについて少し見解を。
≪映し出された“本田”像≫
ちなみに僕(Yasu)のポジションはトップ(FW)です。
スペインでは3トップ気味にウィングを置くチームが多いのですが、そのときはサイドに置かれることもしばしば。まぁさすがに僕の身長で(163cm)センターFWをやることもないかと思うのですが、ウィングをサイドの選手とみなすかFWの選手とみなすかは微妙なところ。
この3年弱の経験から、僕は「FW」とみなす結論に至りました。
というわけで、この日も僕の目的は
ゴール
それのみ。
5対5だからとりあえず前線にデーンと一人居座り、守備もそこそこにとにかく受けたボールをフィニッシュ&ゴールに結びつける。
それを見た日本人のみんなは「本田だ」と。
あのW杯後、日本人のみんなのイメージに「FWは前線でボールを受けて、点を取るのが仕事。守備はそれほどしなくてもよい」という「本田」のイメージがついたのでしょうか。
実はこれは革新的なイメージ変更です。
どういうことかというと、以前日本ではFWは「守備もすべきだ」という議論がありました。
しかし、W杯という大舞台で、ヨーロッパで活躍する本田があのようなプレー、パフォーマンスで結果を出したため、必然的に「FWは守備をせずとも結果を出すことが大事だ」という論調に変わりつつあるような気がします。
このようなイメージは日本の育成年代に大きな影響を及ぼすと思います。僕はそれは好影響だと思いますが。
守備をせずとも、得点を取れるFW。むしろ、それに拘ることが当然だという土壌。それこそがもしかしたら昨今叫ばれていた「決定力不足」を解決する一つの手段になりうるかもしれないからです。
僕自身、特にこちらのサッカー関係者の方たちとサッカーするときは精神的にすごくラクですね。みんなわかってるから、守備しなくていい(笑)
まぁFWとしては「俺がやらねば誰がやる」「守備なんかせんでもゴールをぶち込んだる」というメンタル的なタフさはかなり必要だと思いますが。「あいつ点取れないなら守備しろよ」という空気になってきてもお構いなしにゴールに邁進しなければならないので。このタフさですね。これをKYになりきるのは日本人には難しいんですよね、やっぱり。
この責任を負えるかどうか。この辺は海外の選手のほうがメンタル的にタフです。自分勝手にプレーしているようで、責任は負いますからね。彼らは。
まぁいくつか他にも気付いたことがあるのですが、それはまた今度。