いよいよ明日、W杯が開幕します。
我らが(?)スペインは16日にスイスとの初戦を控えています。
最後の親善試合となったポーランドとの試合。なんと、6-0。ああいう試合、見てはいけません(笑)
「サッカーって簡単ジャン!」とか、「やはり美しくプレーしないと!」とか思ってしまいます。
現実を見る。
それは、これからスペインがW杯本番で苦しむ姿の方が“本当の”フットボールの姿だ、ということですね。
直前にここまで調子が良いと逆に怖いですね。天邪鬼のようですが、スペインの場合一番の敵はコンディション。その証拠に、イニエスタは怪我を再発させてしまい、初戦のスイス戦は出られるかどうかわかりません。
僕らの予想では、予選突破した後、コードジボワールと当たったら危険だな、と。そこで喰われる可能性は低くはない。
今回のW杯がアフリカで開催されることも大きなポイントです。まず、寒い。季節が真逆です。ヨーロッパの国は苦しむのではないでしょうか。となると、コンディション的には同じ南半球に位置する南米諸国の方が有利かもしれません。ブラジル、アルゼンチン。実はアルゼンチンはそれを考慮してかどうかはわかりませんが国内組の選手を多く入れてきましたよね。この選択が吉と出る気がしなくもありません。監督がマラドーナといえど、です(笑)
スペイン国内の盛り上がりは・・・今のところゼロです、少なくともカタルーニャは(笑)一体何人が明日開幕だと知っているのでしょうか。
厳しいとわかっていても、スペインが優勝するのを僕は望んでいますし、正直日本が予選突破するのを祈るよりかは可能性を感じます(苦笑)
その日本。
何も僕は非国民ではありません。日本を応援しています。
しかし、厳しい。
こちらで試合前に新聞に載る「選手の所属チーム」を見ても、・・・となってしまいます。
例えばこの前スペインと試合を行ったポーランド。
ドルトムントでプレーする選手が2人、アーセナル所属が1人、マンU所属が1人、オリンピアコス1人。
アーセナルとマンUの選手は両方ともGKですし、サブです。
しかし、ドルトムントやオリンピアコスでプレーする選手が2,3人いたところで・・・
0-6。
親善試合とはいえ。現実は甘くない。
フットボールは何が起こるかわからない。そういった意味では、もちろん手に汗握って日本を応援したいです。しかし、一方で、現実的に問題をピックアップして「どうしたら世界に勝てるのか」といったヒントを真剣に見定めたい、という自分の方が強い。
僕らはチャレンジャー。失うものは何もないはず。
セキュリティに問題を抱える南アフリカまで危険を冒して応援に駆け付ける人々のためにも、W杯で世界を相手に「戦う」日本代表だけを、僕は期待する。