先週の日曜日にバルセロナでフットボールをしに来ている友人S君の試合を見てきました。彼は来て1年弱今シーズンはじめからそのチームに所属しているのですが、レベルはPRIMEIRA REGIONALというカテゴリアで、日本で言う上から7番目。このブログを一緒に書いているYASUと同じカテゴリーでプレーしています。ポジションはボランチ。個人的な意見なんですが、バルセロナでボランチをやるのは難しい。このポジションでどのようにプレーするのか楽しみでした。


このポジションで必要なことは(スペイン)

①戦えるか(でかい相手にがっつりいけるか)

②空中戦で勝負できるか(このレベルになると相手チームの放り込みが多い)

③効果的なパスが一発で出せるか(横パスではなく、サイドバックの裏にスペース)

④こぼれ球の位置をゲームの最中に把握できるか

⑤インターセプトを中盤で狙えるか


なぜこのポイント見るかというと、何度も言ってるようにまずスペインのフットボールは日本と違う。いい意味でも悪い意味でも勝利至上主義。例えば横パスのサポートはいらないという概念。まずここを捨てなくてはこぼれ球を拾うことが出来ない。なぜなら味方もトップめがけて蹴るからである。インターセプトは相手は基本的にでかい。だいたい180-190センチ身長。相手がボールを受けてから行ってしまってはフィジカルで抑えられる。いかに有利な体制でボールを前を向いて運べるかが大事。


このことを外から言うのは簡単だが、やってる本人はリスクを伴う。特に③④⑤は時間が掛かる問題なので、チームの信頼を失うかもしれない。でもこれをやらなければ他のスペイン人と差別化できない。


彼も試合の中、終わった後悩んでいる姿は目に見えたように思う。③④⑤が1年後、2年後でも良いので、出来たときの彼のプレーを見てみたいと思いました。


試合は2-0の勝利。最後は荒れていましたけど、見に行った試合で勝ててよかったです