これは日本語で言うテスト入団のことで、エスパニョールのフベニールには毎年10人近くそういう選手が来るそうです。でも実際、監督は選手を見るつもりなどなく、代理人がクラブと交渉して、お金を払って練習参加させるというのが現状らしいです。今年もすでに日本人、ブラジル人、アフリカ人などが練習参加しましたが、うまい、へたというよりも、短期間でしかもリーグ戦の間に来るものですから、監督はその選手を見る時間なんてありませんし、チームのことを考えなければならないので,実際PRUEBAではなく、練習体験のようになってしまってます。


先週からウルグアイ人がフベニールAの練習に参加してます。でもどう考えても、レベルがエスパニョールのフベニールの選手より低いですし、彼自身もやりにくそうです。いきなり他の国から来て、彼はスペイン語は話せますが、文化、習慣の違い、チームのコンセプトがわからず、孤独。すべての部分でマイナスなので、相当レベルが高い選手でない限り、実力の1パーセントもだせないのが現実です。


これはこれから海外にサッカー選手としていく人は壁にあたるところだと思うのですが、自分のレベルの2,3段階下のチームにはいってやっと、サッカーができる。その次にその国の文化がすきにならなければ続けられない。


これは日本人だけではなくどこの国の選手も当たる壁。それを理解し戦える選手だけが海外でやれると最近確信してきました