今、欧州では「U-21欧州選手権」が開かれています。
1年間に渡る長いシーズンが終わり、このバケーションの時期に若い世代の大会が行われるのは非常に有効なのではないか、と思います。
と、いうのも、欧州でも21歳以下くらいの選手だと所属クラブでも出たり、出なかったり。年間で半分の15試合くらに出場するか、毎試合途中出場をするなど。例えばバルセロナのような強豪クラブでリーグ戦、カップ戦、CLとガチガチの過密日程で必要不可欠の選手などほぼ存在しません。メッシほどの規格外の選手のみです。ブスケッツでもローテーションシステムでうまく休んでいましたし、終盤にけが人や累積出場停止選手などがかさまなかったら彼の出番はもう少し少なかったはずです。
このバケーションの時期にトップレベルの選手を集めて大会を開くのは少しどうかと思いますが(←コンフェデレーションズ杯のこと。また今度詳しくその件については言及したいと思う)、若い世代の大会はとても有意義だと感じます。
なぜなら、彼らはその大会を通じて試合経験を確保できるし、普段試合に出ていない分モチベーションも高ければ、疲労によるコンディション不良もそんなにない。そういう中で真剣勝負をして同じ世代同士で切磋琢磨することが、また彼らの成長につながっていくのではないかな、と。
日本でも、シーズンオフの期間にそれを利用して若い世代の大会をアジアと協力してできないものかな、と思いました。カレンダーの違いという問題はあるにせよ、若い世代が試合に出れずに腐っていってしまう現状を傍観しているのはあまりにも残酷すぎる。
「シーズンオフを利用した若年層強化」
そんなことを、考えさせてくれたU-21欧州選手権の開幕でした。