さて、それでは今回は前回の続きで、「一アマチュア選手の動向」を追った記事から抜粋して考えてみたいと思います。
今回の記事の選手は、今季8部に属し、7部へ昇格を決めたばかりのチームに在籍するDFの選手です。現在29歳。
高校時→高校世代4部
19-20歳:6部
20歳の冬(12月):5部のチームに移籍
20-21歳:6部
22-24歳:4部
24歳の冬(12月):5部のチームに移籍
25-26歳:7部
26歳の冬(12月):5部のチームに移籍
26-28歳:6部
28-29歳:7部
29歳-(現在):8部
と、いう感じです。
4部~6部くらいを行き来している感じですね。
前回も書きましたが、6部というとセミプロのはしくれで、給料もピンきりですが、4部はもうセミプロに近いですね。多い選手で月給30万円ほどもらっている選手もいます。
ここで大事になってくるのは、「実績=信頼」です。
もちろん日本でも実績は重要です。例えば、「○○ユース出身です」と言えば、簡単にチームのテストをパスしてしまうとか。大学などでも、無条件に1軍に入れるとか。逆に、実績が何もないと、部活にすら入れず、チームさえ確保できないとか。
実績がない人間に対する扱いがこちらでは違います。もちろん、最初に実績がない人間がはじかれる、という点は同じです。ただ、こちらではどんなに小さなカテゴリーでも、レベルでも、「結果」というものを出せばしっかりと評価される。「結果=実績」となるわけです。
それは、純粋なる競争社会です。
「結果=実績=信頼」
これが、上に上がるためのキーワードです。
なので、僕のような無名な人間には、とりわけ結果がシビアに要求されます。
さて、そこでどういった軌跡を僕が描いていくのか。
Vamos a ver!(ご覧あれ!)
それはこれからのお楽しみです。