今日は語学の向上について少し言及したいと思います。
僕がこちらにきてもう1年と7カ月になりますが、このくらいの時期になると、もうグーンと語学が伸びることはなくなっていきます。
今、語学学校で取っているクラスは会話のクラスなのですが、やっぱり何と言っても他のヨーロッパ人に比べて「語彙」に差がありすぎます。
僕ら日本人というのは、基本的に誰もが最低限の教育を受けられるので、文法の吸収力や筆記は強い。ただこれが「しゃべる」となると途端におこちゃまレベルに引きずり落とされます。
も~正直ブラジル人とかイタリア人とかフランス人とか「お前らなんでいるんだよ・・・勉強必要ねぇだろ」ってくらいしゃべれます。というか、彼らとしては似た単語をつなぎ合わせれば言いたいことは相手に伝わっちゃうんですね。聞いててもスペイン語は間違っているんだけど、コミュニケーションできちゃってるから問題ないように見えてしまうのです。
でもそれじゃ学校に来て学んでいる意味がないだろう、と。もちろんいざスペイン人としゃべる時は「スペイン語が合っているかどうか」ではなく「伝えたいことが伝わっているかどうか」であり、極論すれば「コミュニケーションできているかどうか」になります。
言葉というのはそのための「手段」の一つであるに過ぎず、「目的」ではないのです。
「語彙」を増やすために、今では毎日新聞を読んで(スポーツ新聞ですが)知らない単語を調べて単語帳を作ったり工夫しているのですが、こればかりは僕らは時間をかけて習得するしかないように思えます。
いつの日か、やつらと同等、いやそれ以上にペラペラにスペイン語をしゃべってやろうと日々奮闘する中での独り言でした。