7部の試合のゲーム観戦 先週は自分のチームの試合がない週だったため、7部の試合を観戦してきた。


シニア(社会人)のリーグ、言わばアマチュアの試合だが、下のリーグの試合といってもレベルは高い。うまい選手はそこら中にいるし、基本的に個々の選手の能力が高い。


僕は、ALZAMORA(アルサモーラ)というチームに来季契約してもらえるよう頼むため、この試合を観に行った。軽い偵察の感覚で(笑)


印象としては、やはり個々の選手の技術がしっかりしていることと、「サッカーを知っている」選手が多いということ。ただ、下のリーグになればなるほど激しさは増すし、フィジカル重視のゲームになる。空中での競り合いも多い。ボールが空中を飛び交い、落ち着かない展開。


 ただ、下のリーグとは言え、スペインサッカーの切れ端を垣間見ることはできる。この試合でいえば、2人のCBは、とても典型的なスペインのCBの選手だった。 どういうことかといえば、体は強く、1対1と競り合いには無類の強さを誇る。尚且つ、ロングフィードで攻撃の起点になることができるのだ。「ビルドアップ」と呼ばれるボールをつないで攻撃を組み立てていく作業は、通常DFラインの選手から始まる。よって、現代サッカーにおいてDFラインにボールをつなぐことに長けた選手がいることは、大きなアドバンテージになるのだ。


この試合の2人のCBはまさにこのタイプの選手で、その正確なキックでサイドの裏のスペースを何度も的確に突いていた。ああいう選手と対峙する、もしくはチームメイトとして一緒にプレーする可能性を考えると、下のリーグとは言えスペインでプレーすることに本当に情熱を覚える。


また自分のサッカーに対するモチベーションを喚起してもらえたし、試合自体も興味深く観れたので、とても充実した試合観戦となった先週の日曜日だった。