リーガ第35節:アトレティコ・マドリード×バルセロナ 優勝決定後の微妙な勝利。 | FCバルセロナファン

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にわかバルセロニスタによるゆるい日記。

さて、リーガエスパニョーラ第35節、アトレティコ・マドリード対バルセロナがアトレティコのホーム、ビセンテ・カルデロンにて行われましたよ。
バルセロナの先発は、
GK:ピント
DF:アルバ、アドリアーノ、ピケ、アウベス
MF:ソング、イニエスタ、セスク
FW:テージョ、メッシ、アレクシス
となりました。
前日に2位のレアル・マドリードが引き分けたため、この試合の結果を待たずして優勝を決めたバルセロナ。来季にはがらっと変わりそうなチーム、メッシ依存をどうするのか、それらを見届ける残り数試合となりそうです。

前半はアトレティコペース。前線からの積極的なディフェンスは今期の好調さが窺えます。
しかしながら、決定的なところは少なかったですね。それはバルセロナも同じ。
両チームとも決定的な攻撃は出来なかったところで、前線から厚みのある攻撃が出来ていたアトレティコに内容の軍配は上がるかなという感じでした。バルサのチャンスはほぼカウンターだけでしたね。メッシの素晴らしいパスからテージョが抜けだしたカウンターのチャンスがありましたが、そのシーン以外は個人的には面白くない前半でした。

前半のアクシデント。アウベスが背中の筋肉を痛め、途中交代。バルトラが入り、アドリアーノが右サイドに出ました。


後半はアトレティコの前線からのディフェンスも少し和らいで、バルセロナは高い位置でポゼッション出来るようになりました。
しかし51分、バルトラのパスミスからの流れ、高い位置でボールを保持したアトレティコは粘って繋いでファルカオへ。ファルカオがストライカーぶりを発揮しゴールをあげました。得点ランク上位2人が変態なだけで、普通のリーグなら得点王、凄い点取り屋ですね。リーガに残って欲しいな…

前半よりもバルセロナが面白くなりそうだったところでの失点。まあサッカーなんてそんなもん。失点してからも後半開始早々の流れのまま、バルセロナが能動的なポゼッションで、カウンターアトレティコという形になっていました。

そしてバルセロナは60分、2枚替えにでます。ソング、アドリアーノを下げて、ブスケツ、ビジャを入れました。ビラノバ体制になってから流れを変えようとする2枚替えを見たのは始めてかもしれないですね。しかも残り30分もある、わりと早い段階での動きでした。
ブスケツがバランスを取って4バックに入ったり3バックになったりしていましたね。ビジャは1トップの位置に入りました。

そして後半のアクシデント。メッシが退きます。ベンチではなくロッカールームまで。交代枠を使い切っていたバルセロナは10人での戦いを強いられます。

メッシの状態のアナウンスはされないまま、見ている方はなんだか混乱したまま、バルセロナは同点に追いつきました。セスクからアレクシス。アレクシスは喜びを露にしユニホームを脱いでメッセージTシャツでアピールしていました。メッセージは「母ちゃん、ありがとう」とかそんな感じでしょうか。僕はメッシ不在の不思議を思いつつ、え?同点?え?アレクシス急にどうしたの?という感じでした。

10人対11人の影響が少し出始め、バルセロナが押し込まれだしましたが、そのカウンターで勝ち越しゴールが生まれました。テージョのスピードが光り、ビジャの当たらなかったシュートがオウンゴールに繋がりました。これまた不思議な感じのするゴールでしたね。
1-2でバルセロナが勝利しました。

メッシはやはり以前の怪我の再発のようですね。退いてからしばらくすると、ロッカールームで着替えたメッシがベンチで戦況を見つめていました。やはり生ける伝説も人間だったということで、リーガで出場試合連続得点記録は21試合で止まりました。直ったのか直っていないのか、チャンピオンズリーグでは中途半端に出場したり、リーガでもビルバオ戦は途中出場で活躍したり、メッシに依存過多なところが影響しているんでしょう。リーガ優勝は決まった事だしゆっくり治療に励んで欲しいですね。

今日はまたまた怪我人が増えてしまったり、内容もそれほどよくなかったし、優勝は決まったけどなんだかなあという非常に微妙な思いを抱く試合でしたね。メッシ不在からの逆転や、メッシがいなくなってからセスクの存在感が出て来たことがよかったと言えばよかったですね。しかしこの考えもメッシありき。