さて、リーガエスパニョーラ第13節、レバンテ×バルセロナがレバンテのホーム、シウダ・デ・バレンシアにて行われましたよ。
この時点でレバンテはリーグ4位と、昨シーズンに引き続き地力があることを証明していますね。面白い試合になりそうです!
バルセロナのスタメンは、
GK:バルデス
DF:アルバ、プジョル、ピケ、アウベス
MF:ブスケツ、シャビ、セスク
FW:イニエスタ、メッシ、ペドロ
となりました。
チアゴ・アルカンタラ、アドリアーノが怪我から復帰してベンチに入ったのが嬉しいところ。そしてビジャが足首を痛めてしまい離脱。アレクシス、ビジャとここへきてアタッカー陣の怪我が重なってしまいました。
序盤のバルセロナにアクシデントが訪れます。
アウベスが怪我で続行不可能。代わってモントーヤが入りました。アウベスは今シーズン怪我がちですね。試合中にやってしまうことが多い印象です。心配です。前半15分と経たずに交代。
バルセロナ史上初。
アウベスが代わったことによって、ピッチ上の11人の選手全員がバルサのカンテラ選手となりました。
これはバルサ史上初めてとのことです。育成選手だけで世界のトップレベルに君臨しているというのは驚くべきことですね。やはりサッカー界において、バルセロナは希有な存在と言えるでしょう。
前半はレバンテの守備、攻撃ともにすばらしく、見応えのある攻防でした。攻撃ではマルティンスが起点となってのカウンターが見られましたが、それだけではなく全体で押し上げて攻撃してフィニッシュまで行くなどチャンスを作っていましたね。
バルサはいつも通りショートパスでポゼッションして穴を探していきますが、中央を固く守るレバンテ相手に簡単には行きませんでしたね。そんな中でもイニエスタが起点となって、左サイドから崩すシーンが見られました。イニエスタが左で受けてドリブルで中へ突っかけていく、アルバがイニエスタがいたスペースを使う、というかたちが再三見られましたよ。
メッシの惜しいシュートなどもありましたが、前半は0-0で終わります。
連続得点。
後半開始早々、イニエスタのスルーパスに走り込んだメッシのループシュートが決まって先制。
51分、今度はイニエスタが突破してメッシへショートクロス。これをメッシがなんなく決めて今日2点目。
56分、イニエスタがドリブルから隙をついてミドルシュート。イニエスタの今シーズンリーガ初ゴールでバルセロナ3点リード。
62分、中をドリブルするセスクから左のイニエスタ、イニエスタがセスクへ折り返しセスクがワントラップでキーパーをはずしてきっちり決めました。
74分、アルバに代わってアドリアーノ。
76分、シャビに代わってチアゴ。
88分、プジョルのハンドでPK献上。バルケロの蹴ったボールをバルデスがセーブ。こぼれ球をつめられますが、これもバルデスがビッグセーブ。
試合は0-4でバルセロナが勝利しました。
後半はバルセロナがレバンテの守備の甘さを突いて連続得点。一方的な展開となりました。しかし一試合通してのゴールチャンスの数にはそれほど大差は無く、バルセロナの決定力がものを言いましたね。メッシは本当に簡単に点を取ってしまいますね。今シーズンは取るときは2得点という印象。変態ですね。
ミッドウィークのチャンピオンズリーグのスパルタク・モスクワ戦に続いての完封勝利というのも嬉しいところです。特にピケ、プジョルで無失点というのが嬉しいですね。バルデスのPKストップも素晴らしかったです。
終盤には余裕の試合展開となって、怪我から復帰して来たアドリアーノとチアゴが出場機会を得られたというのも大きかったのではないでしょうか。
無双イニエスタ。
今日はイニエスタは1得点3アシスト、バルセロナの得点の全てに絡む大活躍ぶりでした。左アタッカーに入っているものの自由に中央へと行き来して、メッシやセスクとの関係がよく、その空いたスペースにアルバが走り込んだりと、バルセロナの攻撃の起爆剤となっていました。
前半には中央に引っ掛けていってもなかなかレバンテのディフェンスも粘り強くブロックを崩さずに対応していましたが、後半ひとたびレバンテディフェンスのほころびが見られると、その隙を逃さずにゴールチャンスに結びつけていました。
チャンピオンズリーグのスパルタク・モスクワ戦の記事でも書きましたが、イニエスタのアタッカーは本当に良いですね。今のバルセロナの左サイドはとても魅力的だと思います。10/11シーズンのバルセロナの右サイドのアウベスとペドロの関係がとてもよくて、ワンツーなどが面白いように決まったりしていて、バルセロナの攻撃の柱の一つとなっていたのを思い出しましたが、その時のような魅力があります。なによりイニエスタのプレーは見ていて楽しいですよね。今シーズンのリーガ初ゴールも取って、今日は無双のイニエスタ。