娘を紹介するとよく、どこで産んだんですか?と聞かれます。

バルセロナです。

海外での妊娠・出産てどんなでしょう?

バルセロナの場合、とても気楽w

妊娠したかもと薬局で検査薬を買って結果が出たところで産婦人科へ。
私は私立の保険に入っていないので社会保険の病院へ通うことになったのですが、普段税金で払っているので基本的に診療代は無料。妊娠出産に関する定期検診も入院も無料。

里帰り出産するなんて1秒も考えませんでしたw

産婦人科では本当に妊娠しているかどうかの検査なんて無し!早速検診が始まります。最初のエコー写真も妊娠3ヶ月くらい。そこで目の当たりにするまでなんだか実感が薄いw
出産まで合わせてエコー写真は3回のみ。

初めて見たエコー写真は本当に感動してちょっと泣けました。
旦那もここでやっと実感が持てたようで、その日からお腹の赤ちゃんに話しかけるようになったり。

血液検査や尿検査も合わせて2、3回ずつしかなかったような、、。
順調だったおかげもあり、とてもリラックスして過ごせた妊婦生活でした。
妊婦って幸せです。

臨月になっても結構活発に出かけていて、出産前日で破水したのはなんと友人宅での夕食会w
しかも食べる直前w あと2時間遅ければ、なんて考えたりした食いしん坊な母。
そのおうちのお友達は先輩ママだったので落ち着いた対応で偶然にも(必然にも?)隣にあった出産予定の病院に車で送ってもらいました。これも引き寄せ?

破水したときはちょっと動揺したけど、わくわくどきどきの方が大きくて、病院に一人で着いて救急の窓口に行くも落ち着いた様子で「破水して救急で来ました」って言ったら「え?誰が?あなたなの?」って言われたり。

病院に着いたのは20:30頃。陣痛測定器でリズムを測ってる時間が異様に長くて寝ましたw陣痛はその時点で全く無かったので病室で一晩待つことに。2人部屋だったけどたまたま私だけでのんびりできてラッキー:)
夜中到着した旦那さんと一緒にやっと遅れて来た陣痛に朝まで耐え、8:00頃さすがにきつくなってきたところで分娩室へ移動!水中分娩したかったのでその病院に新しく導入されたらしいバスタブ付きの唯一の分娩室へ。窓から緑も見えるし、間接照明はほのかに色が変わっていってリラクゼーション空間を演出してくれてるし、壁は淡いパープルの可愛い分娩室で結構ゆったりと安心した気持ちで過ごせました。

バスタブにぬるめのお湯をはってもらい、一番きつい陣痛をそこで耐え、無事に自然分娩。
スペインは95%が無痛分娩らしく、そもそもこのバスタブを希望する人も少ないそう。
なぜ敢えて痛みを味わいたいのかってよく聞かれたけど、日本ではそれが当たり前で育っているしみんなそうやって産んでるから、きっとメンタルが自然と鍛えられてるんですね日本人女子は。自分の母親がそうやって産んでくれたし、自分も一度は自然分娩を経験したいという好奇心もあって決めました。

入院してから17時間後に出産とちょっと長かったけど行程は順調だったし、何よりも安産で安心しました。助産師さんたちは明るくて優しい人たちだったし、テンション上げて応援してくれたり、とても心強かったです。順調だったので医師の先生は来ませんでした。

生まれてすぐに娘をだっこしたときは本当に嬉しくて感動しました。出てきたんだね~って何度もつぶやいていた気がする。ずっと付き添って支えてくれた旦那さんにも本当に感謝!

病院の食事は朝食はひどかったけど(パン、ホットみるく、スライスチーズにオレンジまるごと)、お昼はパエリアが出たり、夜はチキンのグリルが出たり結構美味しかったです♫
48時間で退院ということで、入院中は短時間だったけどゆったり過ごしました。
家族がひとり増えて戻ってきた我が家には、なんだかものすごくほっとして、でも何か新しい気配が漂っていて不思議な感じでした。不安もありつつも順調に子育てスタート!

産後2ヶ月間はこれまででは有り得ない、自分と子供のことしかしない日々を十分に楽しみました♫