小学生のとき、大会に出て転んで負けた。
初めて負けたときだったので
落ち込んだ。
お父さんと一緒にお風呂に入っているとき、
よく覚えていないけど
転んで落ち込んでいることを私が告げたみたい。
そうしたらお父さんは
男のマラソン選手でも転んだ人がいたけど
「こけちゃいました」
って明るく言ってたんだよって教えてくれた。
その人のことは知らなかったけど、
お父さんがそう言ってくれたことは
よく覚えていた。
ふとそんなことを思い出したら
泣けてきて。
大人になって
さらにヘコむこともたくさんだけど、
あのときの言葉は
「そんなことは大したことじゃないよ
大丈夫なんだから」
って大きく守られている気がした。
そしてさらにそのマラソン選手はどんな人かネットで調べてみたら
何かスゴイ人だった。
世界一になっている人だった。
オリンピックの大舞台で
「こけちゃいました」
とか、
「転んだ場面がリプレーされたから『頑張った』になるけど、
中継されなかったら『なんだ、8番か』って思われたでしょう」
http://hochi.yomiuri.co.jp/leisure/runners/news/20110826-OHT1T00199.htm
って言えるのはスゴイ。
私は
お父さんに躾けられた記憶がないし
怒られた覚えもない。
普段から口数が少ないし
あまり話さない。
だからこそ
そのときの言葉はより印象的で
覚えていたのかもしれない。
振り返ってみたら
転んだことを悲しく思っている気持ちを
お父さんに伝えられた時期もあったんだということにも驚いている。
そんな昔の出来事によって
かけてもらえた言葉は
これからも私にとって大きいパワーになっていくんだと思う。
日々思うことはきっと大したことじゃない
明るく笑ってがんばろう。