遅くなりましたが、
朗読劇『少年口伝隊一九四五』
無事に終わりました。
このような状況の中、
たくさんの方に観に来ていただき
大変光栄でした。
ありがとうございました。
今回、オリンピックということもあり、
原爆特番が例年より少ない中
この機会を噛み締めました。
この作品のテーマは、
戦争絶対反対!というより、
戦争で亡くなった人たちを忘れない
という言葉が私はしっくりきます。
戦争に関して幼い頃から、
怖いし悲しいから深く考えたくない、という気持ちがありました。
戦争教育を受けても、悲惨で恐ろしいというイメージはあるけれど、どこか他人事のようで、戦争を遠いものに感じていました。
戦争という大変な出来事に、どうも共感が出来ない。可哀想だなんて言えない。言っちゃいけない…。
正直どのように関わったらいいかが分かりませんでした。
作中にもある、
“亡くなった子供たちの分まで生きる“
という言葉は、戦争・原爆が今生きる私たちと繋がっていることを感じます。
井上ひさし先生の作品は、
戦争の中で生きた人間が肉肉しく浮かび上がります。
私たちと同じような人々が生きていた、
ということをまず伝えていくことが
戦争がただの“歴史”にならない為には必要なのかもしれません。
私もそうだったように、
“戦争”を伝える上で、意外とそこが抜け落ちてしまっているような気がしました。
世界中で本当に大変な状況ですが、
新国立劇場演劇研修所では秋の研修生公演をやります。
『七本の色鉛筆』
作:矢代静一
演出:田中麻衣子
詳細についてはまた後ほど記載します。
とっても楽しい、素敵な作品です!
このような状況だからこそ私たちができる精一杯をお届けできたらと思います。
来月から稽古が始まります!
私も楽しみーーーーー!!!!!
どうぞ、お楽しみに!!!!