始まっています!
舞台『ドグラ・マグラ』
この作品、舞台は私の故郷、福岡なんです!
馴染みのある名前が所々出て来ます。
それがなんだか懐かしい…というより、奇妙な感覚にさせます。
そんな作品です。
これは元々小説で、作家は夢野久作。
明治から昭和にかけて探偵小説やSF作品を書いていました。
この『ドグラ・マグラ』は、哲学なのか、科学なのか、ヒューマンなのか、ミステリーなのか、異常なのか…。
一言では表せられない様々な要素が組み込まれています。
三大奇書と言われているこれをどう舞台化するのか…!!!
読んだことある人はわかるかもしれませんが、
まァーーーー読むのを挫折する人が多いかと思います。
特に上巻後半から下巻の前半にかけて。
チャカポコチャカポコ。
でもそこが終わればその後はススススーッと読めます。面白いです。
しかし、一度読むだけでは真相はわかりません。
ん?果たして真相なんてあるのでしょうか…?
内容は、主人公が記憶をなくし私探しの旅に出るのですが、ざっくり言うとテーマは
「私とはなんぞや」です。
みなさん一度は思ったことあるのではないでしょうか?
私って誰なのか。
私って何者なのか。
本当の私ってなんなのか。
私が見るこの世界は共通しているのか。
私私私私私私私私わたしワタシ…?????
でも私以外の“心”なんて誰も分からない。
私(意識)は誰にでもあるのに、誰にも明確な私(意識)は見えない。
“私”という意識だけが私の命綱。
でもその“私”は確かにここにいて、人と接して、会話して、名前を呼ばれて、物を食べて、働いて、ここにいる。
何かを動かして、動かされて、存在はする。
これがドグラ・マグラの世界なのか…?
来週月曜までやっています。
やってる本人は、息が詰まりそうでぐるぐるぐるぐるぐるぐるしています。
新宿の地下で不思議な体験をしてください。
■詳細■
演劇企画集団THE・ガジラ年間WS公演
『ドグラ・マグラ』
原作:夢野 久作
上演台本・演出 鐘下辰男
…記憶がない。どうやらここは精神病院。
私探しの実験が始まった。
そもそも私とは何なのか。意識とは何なのか。
私たちは全ての行動を把握していると言えるのか。
どこまでが本当でどこまでが嘘?
騙すのは博士か。それとも私の脳か。
「これを読了した者は、数時間以内に、一度は精神に異常を来たす。」
日本三大奇書『ドグラ・マグラ』を舞台化。
◎出演
アフリカン寺越
亜矢乃
石井俊史
岩野未知
加古みなみ
國松卓
桑野緑
相良長仁
渕上夏帆
松田佳央理
大和義隆
和田真季乃
(五十音順)
◎日時2017年6月
4日(日)13:00/18:00 終了
5日(月)19:00 終了
6日(火)19:00 終了
7日(水)19:00 終了
8日(木)19:00
9日(金)19:00
10日(土)19:00 完売
11日(日)13:00 完売 /18:00
12日(月)19:00
*全11ステージ
◎チケット3500円(一般・当日共に)
学生料金 2500円(要証明書)
*全席自由/税込・未就学児はご入場いただけません
◎会場
SPACE雑遊(新宿三丁目駅下りてすぐ)
◎スタッフ
舞台監督:伊澤玲
昭明:塚原佑梨
音響:中村光彩
演出助手:八子あゆみ
票券:佐藤紘子
宣伝美術:根本匠
製作:(有)ガジラ
いとこちゃん来てくれたので載せます♡
かおり♡