今日勝つか引き分けるかで優勝が決まる所だったホークスですが、エース千賀を立てて挑みながらサヨナラ敗けを喫しました。


都合によりラジオで 10回からしか聴けませんでしたが、0対1 で迎えた9回表に柳田のホームランで同点に追い付きました。


11回にもツーアウト1、3塁のチャンスが有りながらデスパイネがファーストフライに打ち取られてその裏山川のサヨナラツーランで敗戦となりました。


目の前に優勝が有っただけに打たれた藤井もキャッチャー海野も泣いていました。


フォークを打たれたようですが、フォークは指で球を挟んで投げる球だけに曲がりはするけど球威は無いので今回みたいに高目に抜けたのをジャストミートされると飛距離が出るのです。


無理に勝負せず敬遠でも良かったし、勝負すらなら向かって行く気持ちが足りなかったかもしれません。


でも、色々背負い込んでマウンドに立つ藤井を責める事はできません。


海野にしてもこれは教訓でありこの経験をしっかり次に活かして欲しいです。


そもそも点が取れなきゃ勝てる訳有りません。


11回表のデスパイネは何本も鋭い当たりをファールにしていて最後は当たり損ねのファーストフライに終わりました。


結果論ではありますが、凡退したデスパイネとホームランを打った山川の差でしょう。


これで明日勝つか引き分け、もしくはオリックスの負けか引き分けでもホークスの優勝ですが、最終戦までもつれ込むとは見ている方も胃が痛い思いです。


必ず優勝できるものと信じています。





ところで今年のホークスは強いのか?


優勝しようかという所まで来ているので弱い訳は有りませんが、まるで強いという気がしません。


むしろ脆い、弱いという印象です。


連勝もしますがそれ以上に連敗もしますし、ここぞという所で簡単に負けるし、頼りないです。


かつてのホークスは本気で強かった。


私が一番強かったと思うのはダイエーホークス時代、王さんが監督をやっていた頃でしょう。


小久保、松中、城島、井口、バルデスと3割バッターが5人も並ぶ上に柴原、村松といった勝負強いバッターがひしめいており、ちょっとくらい失点しても打ち返せるくらいの力が有りました。


小久保、松中がタイムリーを打ってさすがにここまでだろうと思ったら井口がスリーランを放って止めを刺した時には「こりゃ強い❗️」と思ったものです。


時代もピッチャーの質も違うので単純に比較はできませんが、今のホークスに3割バッターはおらず、ホームランを期待できるのも柳田とデスパイネくらいで往時に比べるとはるかに小粒になっています。


王さんはホームランバッターだっただけにチーム造りがバッター寄りになっていましたが、工藤監督になってからは工藤監督が投手出身だけにチーム構成がピッチャー中心となりました。


どういうチームを造るのかは首脳陣の考え方次第だし、強いチームが作れればどんなチームでも良いとは思いますが、豪快に打ち勝つチームこそ「強い❗️」と思えるチームなんじゃなかろうかと感じています。


今の藤本監督はそれまで自分が育てて来た若手の活躍に期待ですが、明日はなんとか結果を出して欲しいものです。



でも、たとえ優勝できてもCSとか日本シリーズとかになると心配だなぁ。