生活習慣に対する意識を少し変えるだけで、重い病気になる リスクは劇的に下げられる! 国内外の研究論文をもとに、エビデンス(科学的根拠)の確かな健康情報を紹介する。
● 健康情報は、エビデンスに基づいたものでなければ信頼できない。エビデンスの元となる研究には、次の 3 種類がある。
①観察研究:人がどんな生活をしているか調べ、その人が何年か後に病気になっている確率を評価する方法。
②ランダム化比較試験:薬を飲む集団とそうでない集団をランダムで決めた後、それぞれを追跡調査して健康状態や病気になる確率を比較し、効果を評価する方法。
③メタアナリシス:複数の研究結果を総合的に評価する方法。最も信頼できる「最強のエビデンス」といえる。
● エビデンスのある健康情報として、次のようなものがある。
・睡眠時間が 6 時間未満の人は、それ以上の人と比べて心筋梗塞になるリスクが 20%も高い。
・1 日に7500 歩以上歩くことで、死亡率が低くなる。ただ、 1 万 2000歩以上歩いても健康上のメリットは少ない。
・ダイエットする際は、食材の加工方法に注意するのがよい。 例えば、全粒粉や玄米などの「茶色い(精製されていない) 炭水化物」の摂取量を増やすと体重は減る。
・アルコールは少量であれば、動脈硬化を原因とした病気で 死亡する確率を減らす可能性がある。一方で、少量の飲酒でもがんのリスクを上げる可能性があると報告されている。
・ストレスは、食事・運動・睡眠などの健康習慣と密接に絡 み合っている。健康を維持するためには、これらのうち 1 つだけでなく、全てをバランスよく改善させる必要がある。
・健康にメリットがあるサプリメントは数少ない。飲み合わせなどで、かえって健康被害が生じる場合もある。