EMS-05  アッグ
登場作品『MSV-R』

※MSV-Rとは
2009年3月に角川書店から発売された書籍「機動戦士ガンダム原典継承 ― 大河原邦男画集」で新規のモビルスーツが追加されたのを契機に、機動戦士ガンダム生誕30周年企画・MSV公式続編として、「ガンダムエース」2009年6月から2013年8月号まで連載されたメカニックデザイン企画。当企画は大河原によるデザイン画と、それに基づいたイラストと解説文で構成されている。


EMS-05  アッグ
ジオン公国軍がジャブロー攻略のために開発した試作型モビルスーツ。MSM-04 アッガイとは異なり、型式番号から判るように、アッグシリーズでは唯一水陸両用タイプには分類されていない。

南米の天然鍾乳洞を利用して固い岩盤に守られているジャブローを地下から掘削して侵攻する為に、胴部にレーザートーチ、両肩部にカッター、両腕部分にドリルを装備している。掘削の際には背面バックパックと脚部後ろのスラスターの大推力で掘削装備をホバーで浮上しながら飽くまで前面に力押しする形で運用されたとみられる。水中での運用は考慮されておらず、脚部のホバークラフトユニットを利用して水上を滑走する。他の3機種との共同戦線を考えれば、潜水用の装備の存在の可能性を指摘する意見も有るが、船舶に偽装して投入した可能性もある。また、切削後の砂礫はどの様に処理するかが疑問点とされるが、ある程度は上部カッターで背後に掻き分けたようだ。但し、あくまでジャブロー侵攻のためだけに岩盤を破壊して掘削する機体であり、土砂の地面掘削には使用出来なかったとみられる。

基本的には作業用の機体であり戦闘用では無いが、ジャブロー戦後に前述の事情で掘削の必要が無くなったため、オプションとして頭部及び腕部(片腕あるいは両腕)に4連装ミサイルランチャーを装備したアッグ武装型に改修後、アフリカ戦線のキラービー隊等に配備され実戦に投入された模様である。

 

 

 

 


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