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仕事の移動中、このショーウインドウを見て、ピタリと足が止まった。


「こんな下着、これから着ることがあるんだろうか」



そう思って、ショーウインドウに映る自分を見て



「こんな下着、似合うんだろうか」



と、とっさに思った瞬間




「こんな下着を着けて、喜ぶのは自分だけなんだろうか、誰かに見せて喜ぶ事が喜んでくれる事があるんだろうか」




と、この一つのショーウインドウで、いろんな事を思ったわ。




42歳。
等身大の自分。



離婚して一年半。
結婚してからもこんな下着を着けたことが無かった。



オンナとして生きたいと思うけれど、その方法もわからずただ夢を描くのみ。



娘を大事にしていこうと思うと、そしたらまず自分を大事にしていかなくちゃと思うのよね。



だからスポーツのような愛の行為だけの、ボーイフレンドはいらない。
でも、そのようなボーイフレンドがいたら、こんな下着を着けてウキウキする事もあるのかもしれない。




こんな下着を着けて、おしゃれしてキレイなネイルをして、指先から足もとまでピッカピカに磨いて、おいしいご飯とお酒を飲み、スポーツをしに行く。



それが出来たら、私はもっともっと自由に楽になれるかもしれない。



でもそれは私の望んでいる事じゃない。



下着をここ何年も買っていなくて、その買った当時とは胸が小さくなった。
もうそろそろ購入して、そうしたら可愛くてキレイな下着を買えば、全てが明るい気持ちになるのかもしれない。



そうも思った。




でも



次にちゃんとした彼が出来るまで、この楽しみはとっておこう。



私らしいオンナであるために。






今日は少し道草を食って、少し仕事を忘れてオンナとしての私を考えた日なのでした。



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